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…私が目を瞑っているものの数分の間に、一人で全員を…。
私が、ピンガに人を殺させてしまったの…?

そう考えると、震えが止まらなくなった。


辺りは血溜まりになっていて、ピンガは全身血だらけ…私も全身がベタベタし、まだ生温かい。


「部屋に戻るぞ、しっかり掴まってろ」

「…う、ん…」


私に自分が着ていた上着をかけると、鎖をナイフで思い切り引きちぎり、私の腕を自分の首に回し、横抱きにした。


「_____随分派手に血に染めてくれたな」


…その声ですぐに、ジンだと分かった。
顔を見るのが怖くて、ピンガの胸に顔を埋める。


「Aがやられかけたんだぞ…当然だろ。
なんか文句あんのかよ、ジン」

「はっ…相変わらず威勢がいいな。

…まあいい。ウォッカ、全員燃やせ」

「分かりやした、兄貴_____」


あっさりと私とピンガを行かせたのは意外だったけど、今はそんなことに構ってなどいられなかった。























ピンガの腕に揺られている間も、震えが止まらなかった。
その都度ピンガが"大丈夫だ""もう部屋に着くから"と落ち着かせてくれた。


大勢の人に襲われかけたのが怖かった?

…いや違う。

初めて自分の目の前でピンガが何の躊躇いもなく人を殺める姿を見た…それが、何よりの恐怖だった。

人を殺しているピンガが怖かった?

違う…私のせいで、そうさせてしまったことが、その現実が…酷く恐ろしくて、怖くて、耐えられなくて。

ほんの数日前まで、いつもみたいに任務をして、一緒にご飯を食べて、プログラミングを教えてもらって、髪の毛で遊んできて、本当の名前を教えてくれて…

…私の前だけで見せるような、優しい顔で笑ってくれた。

でも今は…いや…もうその時のピンガはどこにもいなくなってしまった…そう思った。


「…ピンガっ…」

「もう少し我慢、っ」

「どこにも行かないでっ…」

「……」


胸に顔を精一杯くっつけ、ありったけの力で服を握り締める。

このままじゃ…今日のこの一件のせいで…ピンガは、変わってしまう。
私たちを、"見張り"と"対象"の現実に引き戻してしまう。


…きっといつか、ピンガは私を置いて行ってしまう。


何も返事をしないまま、私を横抱きにする腕の力が強くなったのを肌で感じ、言いようのない不安…そう遠くないであろう未来への予感を肌で感じた_____


to be continued...

About that time he…at INTERPOL→←・



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柚葉(プロフ) - ルビーさん» 私もそう言っていただけてすごく嬉しいです!! (11月27日 19時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます!嬉しすぎますっ (11月26日 22時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - ルビーさん» ルビー様。こんばんは!ご返信が遅くなりすみません…!( ; ; )ひとまず友達のみ公開を外しましたので、見れる状態かと思います…!一旦はこの状態でいこうかと思います! (11月25日 22時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 何回もごめんなさい!続編の方ログイン限定と出て見れないので何とかしてくれたら幸いです。しつこくてすみません (11月23日 21時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます…!どうしても見たくて、、、笑 (11月23日 20時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚葉 | 作成日時:2023年9月17日 22時

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