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「_____ピンガ…！」
いつもの場所で待っていると、怪我をしている身を忘れているかのようなテンションで駆け寄って来た。
「怪我してんだからもっと落ち着いて歩けよ」
「だって…一刻も早く伝えたいことがあってさ…！」
「つっても、婆さんみたいにヨロヨロしてたぞ」
「もう！乙女に失礼なこと言わないでよ！」
「(……面白い奴)」
コイツがコロコロと表情を変えるのは、見ていて飽きない。
「で、その伝えたいことってのは何だよ」
いつも通り鞄をその手から抜き取り歩き始めた時、またへらっと笑った。
「よくぞ聞いてくれました！…帰ったらね、ピンガに会ってもらいたい人がいるの…！」
「あ？誰だよソレ」
「今はまだ内緒！夕飯の時紹介するからね！
ピンガと同性でね、それもとってもいい子だから、きっと仲良くなれると思うんだ！」
「……」
俺に誰かを…男を引き合わせようとしていることは、容易に想像がついた。
Aが通う学校には同じように組織に属している子どもが何人かいるため、恐らくその中の1人のことを言っているのだろうことも。
「楽しみにしててね！」
「……」
何かを企んでいるかのような、嬉しそうなその顔を見ていると、どこか苛立ちを覚えた。
・
「_____紹介するね。こちら、リクくん…私と同学年の15歳だよ」
お昼に初めて出会ったリクくんとアジトで待ち合わせをし、夕飯のタイミングでピンガに紹介することに。
「初めまして、ピンガさん。今回、Aさんに無理言って僕を紹介してもらうことになって…」
「……」
向かい側に座っているピンガは、テーブルに恥をついたまま私の隣に座るリクくんを見て。
「早くからコードネームを貰ってるピンガにずっと憧れてたんだって…！それでね、ピンガと友達になりたいらしいの。ね、いいでしょう？」
探るようにリクくんを見るピンガは、私には目もくれず、ふ、と不敵な笑みを浮かべた。
「…俺と"オトモダチ"にねぇ…」
今まで私には見せたことがない表情で。
「はい、ぜひお願いします…Aさんも含め、一緒に仲良くできれば…せっかく同じ組織にいますし。ね、Aさん？」
隣から柔らかい笑顔を向けてくるリクくんは、誰がどう見てもとても良い子で。
"うん"と頷いて見せると、"良かった"と手を差し出してきた。
握手かなと思いその手を取ろうとしたところで、ガタッと音を立てピンガが立ち上がった。
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「_____ピンガ…！」
いつもの場所で待っていると、怪我をしている身を忘れているかのようなテンションで駆け寄って来た。
「怪我してんだからもっと落ち着いて歩けよ」
「だって…一刻も早く伝えたいことがあってさ…！」
「つっても、婆さんみたいにヨロヨロしてたぞ」
「もう！乙女に失礼なこと言わないでよ！」
「(……面白い奴)」
コイツがコロコロと表情を変えるのは、見ていて飽きない。
「で、その伝えたいことってのは何だよ」
いつも通り鞄をその手から抜き取り歩き始めた時、またへらっと笑った。
「よくぞ聞いてくれました！…帰ったらね、ピンガに会ってもらいたい人がいるの…！」
「あ？誰だよソレ」
「今はまだ内緒！夕飯の時紹介するからね！
ピンガと同性でね、それもとってもいい子だから、きっと仲良くなれると思うんだ！」
「……」
俺に誰かを…男を引き合わせようとしていることは、容易に想像がついた。
Aが通う学校には同じように組織に属している子どもが何人かいるため、恐らくその中の1人のことを言っているのだろうことも。
「楽しみにしててね！」
「……」
何かを企んでいるかのような、嬉しそうなその顔を見ていると、どこか苛立ちを覚えた。
・
「_____紹介するね。こちら、リクくん…私と同学年の15歳だよ」
お昼に初めて出会ったリクくんとアジトで待ち合わせをし、夕飯のタイミングでピンガに紹介することに。
「初めまして、ピンガさん。今回、Aさんに無理言って僕を紹介してもらうことになって…」
「……」
向かい側に座っているピンガは、テーブルに恥をついたまま私の隣に座るリクくんを見て。
「早くからコードネームを貰ってるピンガにずっと憧れてたんだって…！それでね、ピンガと友達になりたいらしいの。ね、いいでしょう？」
探るようにリクくんを見るピンガは、私には目もくれず、ふ、と不敵な笑みを浮かべた。
「…俺と"オトモダチ"にねぇ…」
今まで私には見せたことがない表情で。
「はい、ぜひお願いします…Aさんも含め、一緒に仲良くできれば…せっかく同じ組織にいますし。ね、Aさん？」
隣から柔らかい笑顔を向けてくるリクくんは、誰がどう見てもとても良い子で。
"うん"と頷いて見せると、"良かった"と手を差し出してきた。
握手かなと思いその手を取ろうとしたところで、ガタッと音を立てピンガが立ち上がった。
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柚葉(プロフ) - ルビーさん» 私もそう言っていただけてすごく嬉しいです！！ (11月27日 19時) (
レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます！嬉しすぎますっ (11月26日 22時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - ルビーさん» ルビー様。こんばんは！ご返信が遅くなりすみません…！（ ; ; ）ひとまず友達のみ公開を外しましたので、見れる状態かと思います…！一旦はこの状態でいこうかと思います！ (11月25日 22時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 何回もごめんなさい！続編の方ログイン限定と出て見れないので何とかしてくれたら幸いです。しつこくてすみません (11月23日 21時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます…！どうしても見たくて、、、笑 (11月23日 20時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚葉 | 作成日時：2023年9月17日 22時
