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11*得体の知れない男…another side ページ15




「_____たく、捨てられたくせにアイツに似た間抜けヅラしやがって」


しゃがんで、私たちがあの女から奪ったストラップを手に面白そうに笑う、得体の知れない男。

ちょっとあの女に意地悪してやろうと思っていただけなのに、とても普通の人間とは思えない男が私達の元までやってきて。
隠した場所…外の倉庫まで無理矢理連れてこられた。


「ね、ねえっ…もう、いいでしょ…?
わ、わたしたちはっ…案内、したんだから…」


このままここにいては本当に殺されてしまうかもしれない…
本能的に恐怖を感じ思い切ってその背中に声をかけると、
思わず身震いしてしまうほど恐ろしい目つきが真っ直ぐに私を捕らえた。


「…は。まあ今日のところは、あのお人好しに免じて殺さねぇでいてやるよ」


っ…やっぱり、本当に私達を殺すつもりでここにっ…。

男は立ち上がると、また鋭い目つきのまま私達の目の前までゆっくりと歩いてきた。
その顔に表情はなく、冷たいオーラを体全体で感じ取る。


「っひ…!」


急に首を片手で掴まれ、そのまま上に持ち上げられた。


「かっ、は…っ!」


息ができない、苦しい、助けて。

でもみんな怖がって、ただ息を呑み見ているだけ。


「アイツをいじめるでも俺のことをバラすでも好きにしろ。
…まあ、その時にはお前らは家族含めて跡形も無くなるだろうけどな」


そのままいとも簡単に体を投げられ、壁に思い切り体を打ちつけた。


「じゃーな、ドブス共_____」


そうして、男はそのまま倉庫から出て行った。


































「_____よお」


担任の先生に職員室で叱られた後教室に戻り1人荷物をまとめていると、聞き慣れた声がした。


「っなんで…」


眠そうにあくびをするピンガが前の方から教室に入ってきて、開いた口が塞がらない。


「校内は部外者立ち入り禁止だよ…?」

「よく言うぜ、ロクに警備もしてねぇ腑抜けた場所なくせして」


おかしそうに笑うと、"ん"と何かを手渡してきた。


「っ!これ、どこで…っ」

「外に落ちてた。お前、朝来る時落としたんだろ。
たく、そのドジな所どうにか治せよ」

「……」


戻ってきた宝物に、視界が歪む。

それに、私は朝登校してからちゃんとカバンについているのを確認した。

それなのに、"外に落ちてた"…そうやってピンガが言うってことは…


「……っありがとう」


精一杯の感謝の気持ちを伝えると、"泣き虫"と笑われた。

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柚葉(プロフ) - ルビーさん» 私もそう言っていただけてすごく嬉しいです!! (11月27日 19時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます!嬉しすぎますっ (11月26日 22時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - ルビーさん» ルビー様。こんばんは!ご返信が遅くなりすみません…!( ; ; )ひとまず友達のみ公開を外しましたので、見れる状態かと思います…!一旦はこの状態でいこうかと思います! (11月25日 22時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 何回もごめんなさい!続編の方ログイン限定と出て見れないので何とかしてくれたら幸いです。しつこくてすみません (11月23日 21時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます…!どうしても見たくて、、、笑 (11月23日 20時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚葉 | 作成日時:2023年9月17日 22時

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