Prologue ページ1
「_____続いてのニュースです。
いよいよ、パシフィック・ブイの施設が完成間近となりました。それでは、あらためてパシフィック・ブイの特集、これであなたもパシフィック・ブイマスター!を_____」
テレビから流れてくるアナウンサーの声に、思わずお弁当を詰めていた手を止めた。
パシフィック・ブイと言えば、他でもなく…
「そう!正解は…インターポールでした!_____」
…正解を告げる言葉に、不意に胸がギュッと痛くなる。
「(…もう5年、か…)」
詰め終わったお弁当箱を手にテレビを切り、最後に鏡の前でもう一度身支度を整える。
「(……これをつけているのを見たら、なんて言うんだろう)」
あの人がいつもつけていた二つのピアス。
その一つを私に持っていろと残して行った。
これがあれば、二度と会えなかったとしても寂しくないだろうと。そんなこと言って、私は当時からピアスの穴を開けていなかったし、お前はそのままでいろとも言われた。
じゃあどうやってつけるの、と思った時のことを今でも鮮明に覚えている。
結局アクセサリーを売っているお店で、イヤリングにしてもらった。
…だからずっと、毎日肌身離さずつけている。
「(……まだピアス、つけてるのかな)」
もう気にしているのも、いつまで経っても忘れられていないのも私だけなのかもしれない。
あの時交わした約束も、
"じゃあな"
そう言って少し寂しそうに笑ったあの
ずっと私を捕らえて離さない_____
・
*設定*
AA
22歳
大学4年生
ピンガ
25歳
基本原作通り
*苗字や登場人物の設定はご自身でよろしくお願いします!*
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柚葉(プロフ) - ルビーさん» 私もそう言っていただけてすごく嬉しいです!! (11月27日 19時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます!嬉しすぎますっ (11月26日 22時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - ルビーさん» ルビー様。こんばんは!ご返信が遅くなりすみません…!( ; ; )ひとまず友達のみ公開を外しましたので、見れる状態かと思います…!一旦はこの状態でいこうかと思います! (11月25日 22時) (レス) id: 932d9e052b (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 何回もごめんなさい!続編の方ログイン限定と出て見れないので何とかしてくれたら幸いです。しつこくてすみません (11月23日 21時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - ありがとうございます…!どうしても見たくて、、、笑 (11月23日 20時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柚葉 | 作成日時:2023年9月17日 22時