羽根 9 ページ10
.
.
頼んでいた料理もすぐに来て
口に運んでいく
流石店内にエレベーターがある程の
高級店だ 。
舌バカな私でも
その辺で食べる居酒屋の焼き鳥とは肉の質が違うのが
すぐに分かった 。
『 わぁ、すごく美味しい… 』
「 でしょう？
俺のお気に入りのお店なんですよ 」
口にいっぱいお肉を含んだ彼が
幸せそうに笑っていて
そんな彼を見てクスッと笑う
いつもテレビや雑誌で仕事の時の彼しか見ていないから
プライベートではそんな顔をするんだ 。
なんて思ってしまった
「 あ、あの…お聞きしてもいいですか？ 」
『 はい 。大丈夫ですよ 』
「 名前とかって…教えて貰えますかね？ 」
『 あ、そういえば名乗っていませんでしたね
私は水越Aと申します 。 』
「 Aさん 。か…
俺は鷹見啓悟です 。好きに呼んでください 」
その後も色々質問しあって
時間を忘れるほど話をした
好きな食べ物だったり
憧れたヒーローだったり
彼の方が上だから
敬語を外してもいいと言ったが
「 俺、敬語慣れちゃってまして…
中々タメ語で人と話せないんですよ 」
と言いつつも
時々敬語が外れるのも年上ながら
可愛いと思ってしまった
『 あ、もうこんな時間… 』
「 うわ 。ほんとですね
すっかり時間忘れてました 」
『 私もです 。』
たわいもない話を続けていると
時刻は夜の10時を指していた
流石にお互い仕事があるというのもあり
今日はここでお開きとなった
部屋から出てエレベーターで下へと降りる
レジへ向かい
自分の金額を確認して財布を出そうとしたところ
ホークスの手によって財布は再度鞄の中へと仕舞われた
『 自分の分は払いますよ…！！ 』
「 連れ回しちゃったの俺ですし
ここは俺が払いますよ 。 」
『 あっ、ちょ… 』
オドオドと戸惑っているうちに
ささっとお会計を終わらせてしまうホークス
そんな私を見て彼は
してやったという顔をして笑顔で
こちらを見る
『 つ、次は！！私が払いますね！ 』
「 ！！」
そう言うと彼は一瞬驚いた顔をして
また笑顔で「じゃあ次はお願いします」と言った
どうして驚いたのかはわからないけど
彼の顔が赤かったのは気の所為だろうか
「 (次は払うってことは
また次もあるってことでよかよな…？)」
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1717人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちきちゃん - わぁぁ､､!素敵です!最高です!ありがとうございます! (2023年3月17日 9時) (
レス) @page32 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
あっぽー - 唐突の上田voiceの好きで笑ってしまいました笑まだ最後まで読み終わってないですがめっちゃドキドキします！ (2021年11月29日 19時) (レス) @page15 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆた(プロフ) - 時差のコメント失礼します…！！もうめちゃくちゃドキドキでした…！！！素敵な作品ありがとうございました！！ (2021年9月10日 12時) (レス) id: acb47aa965 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございますヽ(*≧ω≦)ﾉ 最後まで読めて嬉しいです！電話ごしのプロポーズから「これで満足〜」など、トキメキました…っﾟ+.ﾟ(*´∀`)bﾟ+.ﾟ 面白かったです！ (2020年5月3日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
玲音 - 完結おめでとうございます！！！！とてと素敵な作品でした＾＾読んでいて気分が良かったです！お疲れ様でした！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 85bc7616b2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミオ | 作成日時：2020年4月9日 16時
