羽根 3 ページ4
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「 あー、やっぱ俺の事知ってるかぁ… 」
そう言って頭をガシガシと搔くホークス
困ったようにどうしようかと悩んでいるようだった
とりあえず、羽根を返せと言っていたから
返した方が良いのだろうか
私は素直に羽根をホークスの目の前に出して返した
するとえ 。とでも言いたげな顔で
私の顔をじっと見つめて固まる
「 え、返してくれるの? 」
『 え、逆に要らないんですか? 』
意味のわからない会話が続く
返して欲しいと言っていたのは
どこのどいつだ全く 。
ホークスは不思議がりながらも
羽根を受け取ると
自分の背中の翼へと閉まった
「 あ、もしかして羽根要らない感じの人? 」
『 はい? 』
ちょっとイマイチ話が噛み合わないのだが…
誰もあなたの羽根なんて
欲しがる人居ないですよ 。
そう言おうとした時
ホークスが苦笑いをして口を開く
「 いや〜申し訳ない… 。
実はね最近俺の羽根を盗ろうとしてる女の方が多くって… 」
『 えぇ…、そ、そんな人居るんですね… 』
「 いやぁ、全く困ったものです… 」
とまた頭を搔く仕草をするホークス
いや、ほんとにそんなことする人いるんだ…
彼は女性のファンが多くて
アイドル的な存在にまで上り詰めたと聞いたが
そこまでだったとは…
まさかの事で私も思わず苦笑いする
「 ホントに申し訳ない… 」
『 いえいえ…それは仕方無いですよ…
No.2 も大変なんですね… 』
「 そうですね 。
ぶっちゃけ僕は20位とか30位ぐらいで
自由にやりたい派何ですけど…って
こんな事一般人の貴女に言ってもですよね
すみません 。 」
『 あ…私一般人じゃないです… 。
一応ヒーローやってる者なので… 』
そう言うとホークスは暫く私見つめると
またえ 。と大きな声を出す
まぁ辺りも暗いし分からないのも無理はない
何せそこまで支持率もいい訳じゃないし
知名度もそこまでないだろうし…
「 失礼ですが、ヒーロー名は…? 」
『 あ、ウォダです 。』
「 ウォダってあの雄英教師の…!?
ほんとにすみません。一般人と勘違いだなんて 」
『 あ、いえいえ、気にしないでください…ほんと 』
むしろ知っていてくれるだけで
嬉かったというのは言わないでおこう
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いちきちゃん - わぁぁ、、!素敵です!最高です!ありがとうございます! (2023年3月17日 9時) (レス) @page32 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
あっぽー - 唐突の上田voiceの好きで笑ってしまいました笑まだ最後まで読み終わってないですがめっちゃドキドキします! (2021年11月29日 19時) (レス) @page15 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆた(プロフ) - 時差のコメント失礼します…!!もうめちゃくちゃドキドキでした…!!!素敵な作品ありがとうございました!! (2021年9月10日 12時) (レス) id: acb47aa965 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございますヽ(*≧ω≦)ノ 最後まで読めて嬉しいです!電話ごしのプロポーズから「これで満足〜」など、トキメキました…っ゚+.゚(*´∀`)b゚+.゚ 面白かったです! (2020年5月3日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
玲音 - 完結おめでとうございます!!!!とてと素敵な作品でした^^読んでいて気分が良かったです!お疲れ様でした! (2020年5月1日 16時) (レス) id: 85bc7616b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミオ | 作成日時:2020年4月9日 16時