羽根 13 ページ14
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午後の授業が始まり
1年A組の女子達は
次の授業への準備をするべく
自教室へと戻って行った
私は次の授業までまだ暇なので
1人で校庭をブラブラと歩く
彼と待ち合わせをしていた正門 。
数日前のことなのに昨日のことのように思えて
涙んでしまう
また困った顔をしながらここに来てはくれないだろうか
もっとあなたを知りたい
私の知らないあなたを知りたい
流石に馬鹿みたいに鈍感じゃないから
この気持ちはなんなのか
すぐに理解出来た
『 わ、たし…あなたが好きだ… 』
「 誰が好きなんです？ 」
ふと後ろから声が聞こえて
思わず振り向く
あぁ、どうして此処に居るのか
もういっそのこと私のことを突き放して欲しかった
ただの強がり 。
嬉しいくせによく言うよって
私が言ってる 。
『 た、鷹見…さん… 』
「 貴女の事だから
きっと勘違いしたんでしょ？ 」
私の好きな困り笑顔で
ゆっくり降りてくる
涙なんてもうどうでもよかった
髪の毛がボサボサで
少し息を切らしていて
コスチュームが乱れてる
急いで来てくれたんだ 。
「 九州の方で仕事してたんです 。
君が逢いたいって言ったから…ほら、来たよ 。」
『 っ… 』
私の為にわざわざ逢いに来てくれた 。
こんな嬉しい事は無いだろう
悲しく流した涙は
段々、嬉し涙へと変わっていく
彼の行動や言動でここまで変わるなんて
ほんとにどこまでも軽い女だ 。
『 鷹見…さんっ… 』
「 …名前で呼んでよ…啓悟って 」
地面に足をつけて翼を小さく閉まうと
私の元へと歩いてきて
小さな声でそう囁かれる
私はもう完全に彼に溺れてしまった
『 けいごっ、さん… 』
「 んーん。呼び捨て 」
『 いやっ、それは…っ 』
「 早く。A 」
『 っ… 』
恥ずかしさで心臓がうるさい
多分、いや絶対彼に聞こえてる
顔が熱帯びて
すぐにでも顔を伏せたかったが
合わせた彼の目はそうはさせてくれなかった
『 け、けいごっ… 』
「 うん 。なぁに？ 」
『 っ、けいご…あのねっ、私っ… 』
「 A…、好いとーよ 」
彼の言葉に意識が止まる
彼は私の事が好き ？
私が言おうとした時彼が被さって
「 好き 」だと 。そう言った
駄目だ 。彼といると心臓が持たない
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いちきちゃん - わぁぁ､､!素敵です!最高です!ありがとうございます! (2023年3月17日 9時) (
レス) @page32 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
あっぽー - 唐突の上田voiceの好きで笑ってしまいました笑まだ最後まで読み終わってないですがめっちゃドキドキします！ (2021年11月29日 19時) (レス) @page15 id: e3d211137e (このIDを非表示/違反報告)
ゆた(プロフ) - 時差のコメント失礼します…！！もうめちゃくちゃドキドキでした…！！！素敵な作品ありがとうございました！！ (2021年9月10日 12時) (レス) id: acb47aa965 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 完結おめでとうございますヽ(*≧ω≦)ﾉ 最後まで読めて嬉しいです！電話ごしのプロポーズから「これで満足〜」など、トキメキました…っﾟ+.ﾟ(*´∀`)bﾟ+.ﾟ 面白かったです！ (2020年5月3日 4時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
玲音 - 完結おめでとうございます！！！！とてと素敵な作品でした＾＾読んでいて気分が良かったです！お疲れ様でした！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 85bc7616b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオ | 作成日時：2020年4月9日 16時
