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｢ …、残念、ですね ｣
『 ……まぁ、仕方ないですよ 』
式が終わったあと
すぐにしのぶさん家へと向かい
しのぶさんの布団に
ポスンと頭を
布団のすぐ側にある
椅子に座り
口を開く
しのぶさん
｢ …懐かしいですね
善逸くんと喧嘩した時
よくここで拗ねてらしたね ｣
『 ……なんの事だか 』
｢ もう無かったことにしてしまうのですか？ ｣
『 …だからなんの話です…』
｢ 言って、…みてはどうですか？ ｣
しのぶさんから出た言葉は
あまりにも衝撃的で
顔を上げる他なかった
『 しの、ぶさん…、それ本気で…
言ってるんですか 』
｢ 電話を、掛けるだけ掛けるんです
善逸くんも同じ気持ちなら…
私はいいと思いますよ ｣
『 っ…しのぶさん…結構えぐい事言いますね… 』
｢ そうですか？？
嫌がってるのに無理矢理結婚させた
相手と相手の親の方が
えぐいと私は思いますけど… ｣
『 っ… 』
気持ちが揺らぐ
そんな非常識なこと
普通の人の考えなら
何言ってんの。って
言われるだろう
でも
『 …連絡だけ…して、みます 』
｢ 奥の部屋が空いています。
そこでならやり取り出来るでしょう ｣
『 ありがとうございます 』
連絡だけしてみる。と
言った時
心做しかしのぶさんが笑った気がした
しのぶさんに軽くお辞儀をして
お礼を言う
部屋を出て
奥の方へと行くと
しのぶさんが言ってた通り
ひとつの部屋が見え
中に入り、携帯をとる
『 我妻…善逸…、 』
愛おしい彼の名前が表示される
今、何してるんだろう
お嫁さんと笑いあってるのかな
手作り料理、食べてるのかな
あの人料理上手そうだったもんな
そんな事が頭に浮かぶ
『 っ… 』
意を決して
通話ボタンを押す
4コール辺り
出ないよなぁと
少し舞い上がった気分が
駄々下がる
ﾌﾟﾂﾝｯ
｢ お掛けになった電話をお呼びしましたが
お出になりません
ピーッという発信音に続いてｰｰｰｰｰｰｰ ｣
『 …… 』
携帯から無機質な声のアナウンスが流れ
携帯をそっと耳から離す
もうあの人は私の��彼氏��ではない
もう、既婚者なんだ
.
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ナシ - すっごいいい作品でした！感動しました！読んでいて気づいたら目から涙が溢れてました笑笑すっごくいい作品でした！応援してます！ (2020年3月14日 16時) (
レス) id: 3c87b98546 (このIDを非表示/違反報告)
琥巫 - 凄く面白いです。応援してます！ (2019年8月24日 20時) (レス) id: 5ae7a959d4 (このIDを非表示/違反報告)
モブサイコ１００(プロフ) - この○ソ爺！！さっさとくたばれ！！！←スッキリ 果たしてハッピーエンドなのか!? (2019年8月24日 17時) (レス) id: 6acf3cee05 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！！すごくすごく嬉しいです！！これからもっともっと涙できるような作品にしていけるように頑張ります！！！本当にありがとうございます！！ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 4146fbd88e (このIDを非表示/違反報告)
ミオ(プロフ) - 汐さん» コメントありがとうございます！！こんな作品で涙して頂けて、、光栄です！！！ハッピーエンドのご希望が多くてすごくビックリ！！ これからも更新頑張らせていただきます！！ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 4146fbd88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミオ | 作成日時：2019年8月21日 17時
