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「おお!お嬢ちゃん、かわいいね!」
「え。」
「君ハーフ?実は今モデルさんを探してて、今時間ある?学生かな?」
私の制服を見ながら、そう聞く男性に思わず眉を潜める。私が野薔薇に視線を送ると、野薔薇は強引に男性を振り向かせた。
「おい、今は私が話しかけてんだろ。」
「ひっ!」
野薔薇は私が困っていることを見かねて、そうしてくれているんだろうけど、はたから見るとモデルになりたくてスカウトの人をいじめてるように見えてしまう。いや、まあ間違ってはいないんだけど。
これは私が出ないほうが綺麗に治ったのかもしれない。そんなことを考えながらどうしよう、と決めかねていると男性の声がした。
「おーい、こっちこっちー!」
その声に私と野薔薇は振り返った。見ると私たちと同じ色の制服らしきものを身につけている長身白髪、黒い目隠しをつけているの男性が一人。その隣には同じくらいの年頃の男子生徒が二人いた。一人は黒いツンツンした頭と鋭い目の持ち主。もう一人は明るい髪色。ROCKという赤い文字の形をしたサングラスにポップコーンとクレープを片手に持った男の子だ。
やばい。それが私が抱いた第一印象だった。え、私ここのグループと一緒に原宿を歩くの?
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柑橘(プロフ) - 尊都さん» ご指摘ありがとうございます!変更させていただきました。またなにかお気づきの点があればコメントください。 (2020年11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 稔米さん» ありがとうございます!五条先生とはギスギスして欲しいのでこのまま緩くやっていきたいです。 (2020年11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - わかたくさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2020年11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 五条先生ってみんな下の名前じゃありませんでした? (2020年11月26日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
稔米 - 好き過ぎます!なんかこれから色んな事実が発覚してくのかなーと楽しみにしておりマス!私は五条さんとの絡みが好きです!なんか甘々じゃない感じの…w (2020年11月25日 22時) (レス) id: 861890d0d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柑橘 | 作成日時:2020年11月24日 1時