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「……なぜ、疑う、のですか。」

私は目を細めて彼女を見た。

「何故、私の名前、違うと、思うのですか?」

じっと、彼女の瞳を見つめる。瞳の奥、瞳孔の奥の奥を探るように。すると彼女はとたんに、顔をさっと青ざめさせた。

瞬間、歌姫先生隣に座っていた五条先生、学長、冥冥さんが勢いよく、コチラを見た。それに驚いた私は瞬きをし、歌姫先生の目から視線を外した。

「あっ……ご、ごめんなさい。」

そう口にしたのは、歌姫先生だった。彼女は顔を青くしたまま、私から視線を外したまま、こう続けた。

「ただ、あなたに似た人を見たことがあったから、それで……。」

その言葉を聞いて私は勢いよく立ち上がった。そして先生の方に手を伸ばし、服の袖を引いた。

「ひっ!」

歌姫先生がか細い悲鳴を上げる。私はそんな彼女をさらに追い詰めるように、彼女の方へとにじり寄った。

「いつ。」

私は下から先生の顔を覗き込んだ。至近距離、ソファーの背もたれもあってこれ以上逃げられない先生に私は問うた。

「いつ、どこで、その人を見たの。教えて。ねえ、教えて。」

「小松!」

五条先生が私の肩を掴んだが、まだ引き剥がされてはいない。私は歌姫先生に再び問いただした。

「あなたは、誰のことを話しているの?」

「やめろ、小松!」

私は歌姫先生の顔を覗き込んでいた。しかし彼女は目を固く閉じたまま、唇を震えさせるだけで答えようとしない。

五条先生の手に力が籠る。そして体を強く後ろに引かれ、歌姫先生から引き剥がされた。次の瞬間。

ボボボボボッ、と、不思議な音が聞こえた。

全員で音の発生源の方を見ると、壁に貼られた札が一斉に赤い炎を灯していた。

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柑橘(プロフ) - 尊都さん» ご指摘ありがとうございます!変更させていただきました。またなにかお気づきの点があればコメントください。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 稔米さん» ありがとうございます!五条先生とはギスギスして欲しいのでこのまま緩くやっていきたいです。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - わかたくさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 五条先生ってみんな下の名前じゃありませんでした? (11月26日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
稔米 - 好き過ぎます!なんかこれから色んな事実が発覚してくのかなーと楽しみにしておりマス!私は五条さんとの絡みが好きです!なんか甘々じゃない感じの…w (11月25日 22時) (レス) id: 861890d0d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柑橘 | 作成日時:2020年11月24日 1時

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