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小太りのスーツを着た男性だ。スーツと言っても緑色だし、ネクタイは紫に水色の水玉と、かなり奇抜な配色で、いわゆるサラリーマンとは少し違った風貌だ。彼は道を歩く綺麗なお姉さんに声をかけていた。

「あのー、いまお仕事中ですか?実は今モデルさんを探してまして。自分こういう物ですけど。」

そう言いながら名刺を取り出す男性を見て、私はしまった、と隣の野薔薇を見た。野薔薇の目は彼に釘づけだ。釘付け、といっても恋する少女の目じゃない。これは獰猛な猛禽類、鷹の目だ。

「の、野薔薇。」

一応声をかけてみるが、野薔薇の目はまっすぐ男性を見つめている。完全にロックしているな、と私は一歩下がった。

スカウトの男性が女性に冷たくあしらわれたのを見計らって、野薔薇は意気揚々と近づいていった。

「ちょっとあんた。」

男性の肩に手をかけ、強引に振り向かせると野薔薇は自分を親指で指差しいった。

「私は?」

その一言に、野薔薇の全てが凝縮されているような気がした。スカウトの男性はというと、面食らったようで固まっていた。そんな男性に野薔薇は言葉を続ける。

「モデルよ。モデル。私はどうだって聞いてるの。」

周囲の目が野薔薇に向いている上に、男性はいや……と引き気味だが、野薔薇はお構いなしだ。時間がないので、といって逃げ出そうとする男性の襟元を掴んで引き戻し、強引に話を進めようとしている。

「なんだコラ、逃げんなよはっきり言えや。」

「野薔薇、さすがに、掴むのは、よく、ない。」

人の注目を浴びたくなくて遠目に立っていたが、さすがに、と思って野薔薇に声をかけるととたんに男性の目が私に向いた。

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柑橘(プロフ) - 尊都さん» ご指摘ありがとうございます!変更させていただきました。またなにかお気づきの点があればコメントください。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 稔米さん» ありがとうございます!五条先生とはギスギスして欲しいのでこのまま緩くやっていきたいです。 (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - わかたくさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (11月26日 3時) (レス) id: 3b878783b1 (このIDを非表示/違反報告)
尊都(プロフ) - 五条先生ってみんな下の名前じゃありませんでした? (11月26日 2時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
稔米 - 好き過ぎます!なんかこれから色んな事実が発覚してくのかなーと楽しみにしておりマス!私は五条さんとの絡みが好きです!なんか甘々じゃない感じの…w (11月25日 22時) (レス) id: 861890d0d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柑橘 | 作成日時:2020年11月24日 1時

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