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「マジか........」
「ちょ傑寄って!!聞こえない!」
硝子が怪しかったからとりあえず1箱で買収したけど、何かと思えば......
恋バナをまさかの通話状態にしてくれるとは。感謝しかないね
「傑傑!今なんて言ってた!?」
「呪霊から守って貰いたいから付き合いたい、だそうだ」
「はぁ〜〜?んなこと言われなくてもやるんだけど」
「それは同感できるね」
_
『歌姫先輩どうですか』
「私?私は........優しければいいわね、性格がいい人」
『タイプの話になっちゃった』
「まぁ付き合うなら性格悪い奴は嫌ですね」
『えー.......そうなんだ』
「Aはいいの?」
『私だけに優しかったりそれが愛情ならいいかなって』
「それだとアイツらも良いことになるわよ」
『あの二人は私のこと嫌いまであるからノーカン』
「ノーカン判定ガバガバだな」
_
「は?嫌いじゃねぇんだけど!!なんでこんなの思われてるわけ!?」
「言動を振り返ればすぐ理由が分かると思うよ」
さっき「嫌いまである」って言ったな、私達の好意を知ってるってことか?
いや、さすがに考えすぎか。でも不安だな.......
「悟」
「あ?」
「もし、好意がバレたとしたら悟はどうする?」
「あー......さっさと実家に持ち帰って既成事実作る!」
「うん良かった、普通に最低だね」
「は?何でだよ、傑もそうするだろ」
「私は彼女に好きになって欲しいんだ。乱暴な真似はしないよ」
「うっわ嘘くせ。洗脳とかしてるわ絶対」
「するわけがないだろ、私を何だと思ってるんだ」
「お前ら声デケェよ。通話越しでもちょっと聞こえてんぞ」
「硝子......!?」
「え、恋バナしてたんじゃねぇの!?」
「今抜けてきたんだよ。てか電話預かっといて、話に集中できない」
「え〜、買収したじゃん〜」
「残念だったな。今日はもう営業終了ー」
「追加で2箱どうだい?」
「そうなったら今日で6箱だけど。さすがに私でも120本は消費に時間かかるよ」
「はぁ.......今回は見逃すか」
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作者名:ゆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mutsuki159/
作成日時:2023年9月21日 21時