弐拾.最高。 ページ22
Aside
ちょっとからかっただけなのに…その後千恵も冨岡さんの
後を追うように帰っていってしまった。
一人になった。寂しいなぁ…うん。
すると、ドカドカという、大きな足音が廊下の方から聞こえてきた。
誰か来たのだろうか。
『あ』
壁からヒョコっと出てきたのは、実弥くんだった。
も、もしかして、お見舞いに来てくれたのかな！！！
「……よォ。」
そう言うと、病室に入ってきて、私のベッドの横に
あった椅子に座る。すると、私の顔を覗き込んでこう言ってくる。
「3日間も寝てたんだってなァ？」
『えっ、そ、そんなに寝てたんですか！？』
私が大声を出すと、人差し指を口の方へ持ってきてしーっ、と言う。
待ってほんとかっこいい…自分でも気持ち悪いと思うけど写真撮りたい……
「俺もそんな詳しくは知らねェよ。聞いただけだからなァ」
それにしても、ここまで運んできてくれたのは誰なんだろう。
実弥くん何か知ってるかな。
『あ、あの、私をここまで運んできてくれた人って、誰だったか聞いてたりします？』
そう問いかけると、一瞬固まって、目を逸らしてから「さァー、知らねェな。」と言う。
なんで目を逸らしたんだろう。
『お礼、言わなきゃなぁ…』
「…ま、気ィつけろよォ？お大事に、な？」
そう言うと、病室から出ていってしまう。…今、微笑んでくれた気がする。
はぁ…幸せ……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こあら(プロフ) - ゆずずさん» そんなそんな…(照)嬉しいです…！！ありがとうございます！！！頑張りますね！！ (2019年12月3日 17時) (
レス) id: 0f65930547 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずず(プロフ) - 面白い…千恵ちゃんがなんか好き…まあこの作品がすこ…頑張ってください！！ (2019年12月3日 15時) (レス) id: ba3629aee7 (このIDを非表示/違反報告)
こあら(プロフ) - 夢希さん» ファッ！！？？コメントありがとうございます！！！面白いと言っていただけて嬉しいです！！！できるだけ毎日更新頑張ります…！ (2019年11月30日 22時) (レス) id: 0f65930547 (このIDを非表示/違反報告)
夢希(プロフ) - 面白いです！！！不死川さんと夢主ちゃんの恋愛が甘酸っぱくて……物凄く好きです！！これからも頑張ってください！！ (2019年11月30日 22時) (レス) id: 9a20c28a5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こあら | 作成日時：2019年11月23日 19時
