君がいるだけで ページ16
スカッ
A『あっ......』
花子くんを抱きしめようとした
けど.....私は花子くんをすり抜けてしまった
花子「.....そっか....もう普通の女の子だもんね」
寂しそうな顔をする花子くん
そんな....せっかく....思い出したのに
何は方法はーーーーあった
A『ねぇ花子くん.....トイレの花子さんって呼び出した人の願い事を叶えてくれる怪異なんだっけ?』
花子「えっ」
A『花子さん花子さん....もう一度......もう一度あなたに.....花子くんに触れたい!私のお願い叶えてくれますか?』
花子「......そうだネ....俺は生者の願いを叶える怪異だからね......」
花子くんは落ちていた私の髪留めを拾った
花子くんに力を貸すかのようにあわく光った
花子「A.....目を瞑って」
スッ
花子「ほら.....とっても似合ってるよA」
柚木くんがお母さんにあげた髪留め
全く同じものだけど違う.....
花子くんが私につけてくれた髪留め
A『花子くん...』
そっと花子くんの手にわたしの手を重ねる
触れる....触れ合える
花子「ねぇA....代償...貰わないといけないんだ」
A『なーに?』
花子『お代は.....Aをちょうだい。Aの心をちょうだい』
少し照れたように言う花子くん
そんなの....
A『そんなの前から奪われてるよ。いいよ私の心...全部花子くんにあげる』
チュッ
私は花子くんの唇にそっとキスをした
花子「//////Aのバカ////俺からしようと思ったのに」
赤面する花子くん...可愛いな
チュッ
今度は花子くんからキスをしてきた
そして抱きしめてきた
A『花子くん....少し力強い』
花子「あ、ごめん.....でも...もう絶対...二度と
Aを離さない....離すもんか!」
そう言ってまた抱きしめてきた
私も花子くんを抱き締め返した
花子「A....【大好き】だよ」
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ゆずあん(プロフ) - カルリさん» わぁ!コメントありがとうございます!ここまで読んでくださり感謝感激です! (2020年4月26日 23時) (レス) id: 3f5fcfa763 (このIDを非表示/違反報告)
カルリ(プロフ) - 最後まで、読ませて頂きました!とても良かったです!お疲れ様でした!未来ENDが心にとても残りました!感動するお話だなぁと、思いました! (2020年4月24日 23時) (レス) id: 8ba5b3d510 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずあん | 作成日時:2020年4月9日 22時