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カチャーン
振り向いた瞬間、髪につけていたピン留めが落ちた
私は震える手でピン留めをとろうとした
花子「あっ.....」
私の手と誰かの手が重なった
ピリッ----
「.....髪....切っちゃったんだね」
『覚えててくれてたの?』
「覚えてたよ....ずっと.....3年前のあの子にーー
えっ....な..に...いまの...
そういえば私....なんでこの髪留め毎日つけてるんだろう......自分で買ったわけでもないのに...誰かから貰ったのかな?
花子「ねぇ......大丈夫?」
A『あっ......ごめんなさい』
顔を上げた
目の前には男の子の幽霊....目が合った
ピリッーーーーーーー
『お母さんこれ!』
「柚木くんに貰ったピン留め。Aにあげるわ」 『でもそれは!』
「お母さんにはもう必要ないの柚木くんを助けることが出来なかったからーーーお母さんはAが人であろうと怪異であろうと幽霊であろうと心から好きになった人と幸せになって欲しいわ...だからね柚木くんを..."花子くん"を助けてあげて、力になってあげてね」
まただ.....
柚木くん.....花子くん.....は....なこ...さん?
花子「えっ!大丈夫!?」
A『....な..んで』
どうして....涙がでてくるの.....
私.....目の前の男の子知ってる......
とても....大事な....
ピリッーーーーーーーーーーーーー
『は...はなして...』
「いやだ....もう絶対に離さない」
「"あわいの魔女"」
「"マトバ"」
「A」
パリンッ!!!!
A『......な....くん』
花子「えっ?」
A『花子くん!』
思いだした.....全部......全部思い出したよ
A『花子くん花子くん花子くん』
花子「....思い出したんだね"マトバ"」
A『A........ってもう呼んでくれないの?』
少し上目遣いをして尋ねた
花子「っつ////それは反則だよ......A...おかえり」
A『ただいま....花子くん』
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ゆずあん(プロフ) - カルリさん» わぁ!コメントありがとうございます!ここまで読んでくださり感謝感激です! (2020年4月26日 23時) (レス) id: 3f5fcfa763 (このIDを非表示/違反報告)
カルリ(プロフ) - 最後まで、読ませて頂きました!とても良かったです!お疲れ様でした!未来ENDが心にとても残りました!感動するお話だなぁと、思いました! (2020年4月24日 23時) (レス) id: 8ba5b3d510 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆずあん | 作成日時:2020年4月9日 22時