『最弱』の第6話 ページ8
ここは何処だ?
意識がどんどんしっかりしてきた
周りを見渡してみる
するとそこには…
『兄さん…!!』
すると、兄さんは僕を見るなり、
太宰「誰だい、君は?」
と言った
『え?僕だよ?津島修治…いや、太宰修治だよ?』
太宰「あぁ、君かい。 目障りだよ、《居なくなればいいのに》」
「居なくなればいいのに」?
兄さんにその言葉、初めて言われたな
確かに、今まで酷いこととか言われてきたけど…
「居なくなればいい」と言われたのは初めてだ
今まで、「居なくなればいい」と言われたことがなかったから
言われなかったから、今まで兄さんと同じポートマフィアと言う職業についていた
だからこそ…今の兄さんの発言は、僕の心に重く、重く…のしかかった
『そ…か…僕なんて…死んだ方がいいんだね…はは…ははは…そっか…そうなんだよね…』
僕の口からは、乾いた笑いしか生まれない
そうだよ、僕は居なくなればいいんだ
死んじゃえば、この苦しみからも解放されるんだ
そうだ、死んだら苦しみも悲しみも感じなくなる
自 殺は何度も失敗している
…他殺なら死ねるよね
殺されるなら兄さんに殺されたい…なーんて思ってしまう
『ねぇ、兄さん…僕を…殺してよ』
太宰「なぜ私が君に命令されなくちゃいけないんだい?
まぁ君が居なくなるんだったら…
しょうがない、殺してあげようじゃないか」
兄さんが銃を僕に向ける
やっと…やっと苦しみから解放されるんだ
僕は胸を撃ち抜かれた…はずだった
・
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ひばり「おい、修治!目を覚ませ!それは幻覚だ!!」
ひばりが箱から出した刀で銃を真っ二つに切っていた
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アカヤ(プロフ) - 今までの文スト小説でトップレベルに面白かったです…!! 続きが読みたいです! (2020年11月12日 20時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
わんわん(プロフ) - 更新頑張ってくださいね!応援してます。面白かったです (2020年5月14日 15時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 愉菜さん» おうよー! (2019年4月6日 19時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)
愉菜(プロフ) - 夜響さん» ありがと!頑張って更新するわ (2019年4月6日 18時) (レス) id: e5e72bcc7b (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 流石ですね。続き楽しみにしとるよ〜^_^b (2019年4月6日 18時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愉菜 | 作成日時:2019年4月6日 18時