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『最弱』の第5話 ページ7

その後、兄さんは誰かから連絡が来たらしく、どこかに行ってしまった




中也「しっかし手前と青鯖が双子だったとはなぁ」




『はは、だから似てるんですよ』




中也「顔だけな」




その言葉に、ズキリと心が痛む



中也は悪気があってその言葉を言ったのではないのだろう


けど…



《太宰幹部と津島修治ってさぁ、全然似てなくね?》



《お前もそう思った?
だってさぁ、太宰幹部は何でも出来るけど、津島修治は役立たずじゃん?》



《顔"だけ"は似てるよなぁ》




あぁ、嫌だ嫌だ


思い出したくもない



と言うか中也、何で僕と兄さんが兄弟って知らなかったんだろう?




結構有名なはずなんだけど…




首領が僕の顔知らないのは別にしょうがないけど…




中也「ん?おい、修治?ぼーっとしてるぞ?」




そう言って手を顔の前で振る中也




『あ、少し考え事を…』




中也「…?そうか」




『あ、僕、首領に頼まれごとをしてたんです。
なのでもうお暇させていただきますね』




中也「おう!また何時でも来いよ!」




『はい!ありがとうございます!!』




外に出て、適当に歩く



お忘れかもしれないが、僕は迷子だったのだ




適当に歩いていると、暗い場所に着いた

ここは多分…









座敷牢




『だ、誰か居ますかぁ…?』




??「ん?おにーさん誰?」





こ、子供…?




??「あれ?太宰さん?」




『ち、違います!!君は何でここに?』




??「太宰さんに封印された。お兄さんの名前は?」




『僕は津島修治です。君は?』




だんだんと闇に目が慣れてきて、男の子(?)の姿がしっかり見える




??「僕は夢野久作!Qってよばれてるんだ!」

久作「ねぇ、お兄さん!僕とアソンデ?」




久作はそう言うと、拳を僕に押し付けてきた


拳に針金を巻いていたようで、血が出ている




『久作!!け、怪我!』



そう言って久作の方を見ると、怪しく笑っていた



そして、人形らしきものがケタケタと不気味に笑い出す



その人形が裂かれた瞬間…














































僕の意識はなくなった

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アカヤ(プロフ) - 今までの文スト小説でトップレベルに面白かったです…!! 続きが読みたいです! (2020年11月12日 20時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
わんわん(プロフ) - 更新頑張ってくださいね!応援してます。面白かったです (2020年5月14日 15時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 愉菜さん» おうよー! (2019年4月6日 19時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)
愉菜(プロフ) - 夜響さん» ありがと!頑張って更新するわ (2019年4月6日 18時) (レス) id: e5e72bcc7b (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 流石ですね。続き楽しみにしとるよ〜^_^b (2019年4月6日 18時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愉菜 | 作成日時:2019年4月6日 18時

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