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『最弱』の第21話 ページ23

中也side



首領にポートマフィアに入れと言われた時の修治の顔



一言で表すと『絶望』だった





あいつの目は茶色の筈なのに、底なしの闇の様な色に見えた




森「中原君、津島君を君の補佐にするよ。 幹部室に連れて行ってあげなさい」




中也「御意」




中也「おい、修治。 着いてこい」




『分かりました』



修治は俺を見た



その筈なのに、その目は何も写してはいなかった









その目を見ると、太宰を見ているような気になって寒気と嫌気がした




『あぁ、ひばりを探さないと』




思い出したように言う修治



何処か太宰に似ている




??「ねぇ、修治。 何で僕を置いていったのさ」



後ろから声がする

どこかで聞いた事があるような声だ




『ひばり!!』



ぱぁっと顔を輝かせる修治


目に少し光が宿ったような気がする



そして、ひばりと呼ばれた青年に抱きつく




『会いたかったよ〜』



ひばり「はぁ、お前なぁ…名探偵のおかげでここが分かったけど…

てかポートマフィアに入るの?」




『あぁ、首領に言われたからね』



また、目に光が無くなる

はぁ、胸くそ悪い…



中也「っと…此処が幹部室だ。まぁ汚いがはいってくれ」




『お邪魔します』




書類整理のやり方、ポートマフィアの幹部や構成員達の名前や異能など、必要な事は一通り教えた




『…あの、地下牢に行かせて下さい』



地下牢…?


地下牢と言えば、Qぐらいしか居ないはずだ



と言うかこいつが敬語使うと太宰に敬語で喋られてるみたいで気持ち悪ぃ



中也「おい、修治。 敬語やめろ、幹部命令だ」




『え?でも…』




中也「太宰に敬語使われてるみてぇで気持ち悪ぃんだよ」




『あぁ、そういう事か。 分かった、けど時と場合によっては敬語使うね』




中也「分かった。 んで、地下牢だよな?


この道を真っ直ぐいくと、地下牢に繋がる階段がある筈だ。

そこにいる奴に俺の名前と要件を伝えろ。

連れて行ってもらえるはずだ」




『ありがとう!!』




今日、初めて見る様な笑顔で俺に礼を言う修治




やっぱりこいつは光の方が向いてんなぁ…

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アカヤ(プロフ) - 今までの文スト小説でトップレベルに面白かったです…!! 続きが読みたいです! (2020年11月12日 20時) (レス) id: c94cddf62e (このIDを非表示/違反報告)
わんわん(プロフ) - 更新頑張ってくださいね!応援してます。面白かったです (2020年5月14日 15時) (レス) id: 25bc55c09d (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 愉菜さん» おうよー! (2019年4月6日 19時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)
愉菜(プロフ) - 夜響さん» ありがと!頑張って更新するわ (2019年4月6日 18時) (レス) id: e5e72bcc7b (このIDを非表示/違反報告)
夜響(プロフ) - 流石ですね。続き楽しみにしとるよ〜^_^b (2019年4月6日 18時) (レス) id: ae73f08a21 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愉菜 | 作成日時:2019年4月6日 18時

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