サイコロステーキ先輩に成り代わったのだが

サイコロステーキが2つ ページ4

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「お前は何者だ？」





『……』





なんでこんなことになったんだよ(泣)








遡ること1時間




俺は、鬼舞辻無惨こと、月彦さんと仕事について話していた


父上は、真逆の情報屋という仕事をしていた



俺は思った






父上、まじかっけぇ




と





まぁ話してるうちに口が緩くなって、ﾎﾟﾛｯとこぼしちゃったんだなぁ




《青い彼岸花》




について





その瞬間、部屋の温度が数十度下がった


いや、いま冬だから余計に寒い


新年会で酔ったおっちゃんが親父ギャグ言ったときの空気に似てたよ




そのとき鬼舞辻さんお茶飲んでてさ、壁ドォンならぬお茶ドォンやったよ



多分畳に穴空いたねこれ






「おい、聞いているのか？」





畳弁償してもらおう


だってここ俺の部屋だし



畳に穴あいててそれに躓いて転けるとか嫌だし





「おい、お前は耳が聞こえないのか？」





聞こえますよ、耳は


けど脳内変換してくれないの






『はぁぁぁぁ...』





「ため息をつくな、幸せが逃げるぞ」





鬼舞辻さんにあった時点で幸せとか飛んでってるよ





「紡そっくりだな、お前...」





あ、呆れられてる






『えっと、月彦さん、青い彼岸花についてでしたよね？』





腹を括って話を切り出す





「あぁ、そんな話をしてたな、忘れていた

青い彼岸花について、知っている事はあるのか？」





いや忘れてたんかいっ！！！！


俺の馬鹿！


言わなきゃ流されてた感じじゃん！





『俺も聞いた事あるって言うぐらいなんですよね。

見たことも無いし、あるかすら分からないんです。



月彦さんは何で青い彼岸花を探すんですか？』






まぁ知ってるけどさぁ...


一応聞いとかないと、さっきみたいにポロッて口に出したら俺の首が飛びかねん





「貴様には関係ない」





はぁぁぁぁ？！



えぇ、教えてよそこは


てか沈黙やめて、なんかほら、居心地悪いじゃん





「A 、月彦、夕餉だ。 話は後でにして、食べにこい」






ナイス父上ぇぇぇぇえ！！


この空気を破ってくれてありがとう






因みに夕餉は出汁巻卵と魚、そして白米、味噌汁でした


美味かった

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