ヌナは僕のもの (ページ17)

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《You》

スングァンくんと付き合って1ヶ月。

くん付けはやだなんて言われたけど、

今まで異性を呼び捨てに呼んだことは

たった1人を除いて、いない。

照れくさくなって

結局、スングァンくんのままだった。

ある時の音楽番組であった

SEVENTEENとTWICEさん、

GOT7さん、GFRIENDさんのコラボのステージ

スングァンくんはタートルネックに赤いスーツ。

今までに見たことがないくらいかっこよくて

でも、どこか心がきゅーってして

見ていられなかった。

WZ「いや、それ完全にやきもちじゃん。」

『いや、違うもん。』

WZ「いや、間違いなくそーだろ」

身体はパソコンに向けたままそう言うジフナ。

そう、こいつは幼なじみなのだ。

今まで誰にも言ってなかったし、

前まではたまに連絡をとるくらいだった。

でも最近は一緒に作詞作曲することが増えた。

『来週の土曜日オフだよね？』

WZ「オフだよ。

まぁ、ヒポチは撮影だけど」

『やった、スングァンくんと遊びに行こうかな』

WZ「おい、お前は俺に惚気を聞かせに来たのかよ」

『ジフナも恋愛すればいいのに

ねぇ、好きな人いないの？』

WZ「作業しろよ」

結局答えてくれなくて

私も諦めて作業に集中した。

そうだ、映画に誘おうかな。