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『ん、ん〜』
「ヌナ?!」
握ったヌナの手がぴくっと動いたと思ったら、
ヌナの瞼がゆっくりと開いた。
『ん?スングァンくん?』
「そう!僕だよ!!
ヌナが倒れたって知って来ちゃった」
『わざわざ、来てくれたの?ごめんね』
「ごめんねって言わないで
ありがとうって言ってよ。
ほんとに心配したんだから」
そういって怒ったふりして
少し頬を膨らました。
『ふふ、ありがとう。
スングァンくんほんと可愛い。』
そう言って微笑むヌナは誰よりも綺麗だった。
「またそんなこといって〜
もうっ、しっかり寝てくださいね」
『ありがとう。
ご飯行く約束してたのに
ごめ「ヌナ!大丈夫ですよ、
また僕とご飯行ってくれますよね?」
また "ごめん" って言おうとするヌナを遮る。
『もっちろん! 楽しみだなぁ』
そう言ってくれて、
僕の顔はたぶんニヤけてる。
そのあとは、何食べたいとか
何が好きとか他愛ない話をして
ずっと笑ってた。
"この笑顔を守りたい"
よくドラマや本に出てくるけど、
ヌナの笑顔を見て心からそう思った。
そしたら無償に抱きしめたくなって、
ヌナの僕よりひとまわり小さな身体を
ぎゅっと抱きしめた。
Aヌナを抱きしめるのは2回目だったけど、
前とは違ってヌナがそっと僕の背中に手を回して
僕の胸に顔を埋めた。
「ヌナ、僕の話聞いてくれる?」
僕のなかで小さく頷くヌナ
「僕、Aヌナのことが好き」
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作者名:ぶち | 作成日時:2020年12月19日 21時