ヌナは僕のもの (ページ12)

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勇気を出してヌナをご飯に誘って1週間。

最近Aヌナはさらに忙しそうで

でも僕のために今日の夜をあけてくれた。

だから、今日はテンション高めで

ミンギュヒョンにすごく引かれたけど、

いいんだ、今日はヌナとご飯なのだから。

店をヌナに連絡したけど、なかなか返信が来ない。

練習の休憩中

まだかなーとスマホをいじってた。

［速報モデルで歌手のAが緊急搬送］

え？

Aヌナじゃ、ないよね、、？

［Aは練習中に倒れ、近くの病院に搬送された］

［詳しくは分からないが、まだ意識は戻っていない］

ウソだよね？

今日ご飯一緒に行くって

楽しみだねって昨日言ってくれたじゃん。

一筋の涙が頬をつたる。

気づけば練習室を飛び出して走っていた。

ヌナの事務所から1番近い病院はひとつしかなく

もともとヌナの事務所とは近かったから

走って病院に向かった。

「Aヌナ！！！」

受付の方にお願いしてなんとか病室を教えて貰って

勢いよくドアを開けた。

そこにはスヤスヤと眠るヌナと

ヌナのマネージャーさんがいた。

「すみません、失礼しました。」

何も考えずに勢いよく入ってしまった。

やらかしたと思って部屋を出ようとしたとき。

MN「あ、スングァンさんですよね？

どうぞ、入ってください。」

何度かお会いしたことがあるマネージャーさん

「ありがとうございます」

マネージャーさんの優しさに甘えて

今度はゆっくりと部屋に入った。

MN「疲労やストレスで倒れたみたい。

今は眠ってるけどそばにいてあげてくれる？」

「えっ！僕でいいんですか？」

マネージャーさんの言葉に驚いてそう言うと、

MN「スングァンさんだからお願いしたいんです」

そう言って微笑んで出ていってしまった。

久しぶりにみたヌナは少し痩せていた。

「Aヌナ、、、」

細くて今にも折れそうなヌナの手を握って

ベットのそばに座った。

prrrr...

VN「なんで急に出ていくんだよ」

「ほんとごめん」

VN「ちゃんと会えたの？」

「うん、でもまだ眠ってるみたい。」

VN「そっか、よかった。

みんなにはスングァンは体調が悪くて

先に帰ったって伝えといたから。」

「ありがとう、また焼肉奢るから」

VN「約束ね」

僕の親友に感謝。