過去3 ページ40
私が13歳になって半年がたったある金曜日。
お兄ちゃんが突然言った。
兄「ここを出るぞ。」
「えっ、、、。 」
なんにも分からず、とりあえずお兄ちゃんについていく。
真っ暗な道をひたすら走る。
外に出たのは久しぶりだった。
着いた場所は、小さな小さな小屋みたいなところ。
でも、私にとってはそれだけで充分幸せ。
実はお兄ちゃんはこっそりずっとバイトをしてお金を貯めていたらしい。
それからは毎日お兄ちゃんはバイトをして、私のために頑張ってくれた。
おじさんとおばさんが捜索願を出したのか、今何をしているのか、全くわからない。
でも見つかっていないし、お兄ちゃんも普通に学校へ行っているから、私たちのことなど探してもいないのだろう。
決して満足にご飯が食べれるわけでもない。
でもこうしてお兄ちゃんと2人で暮らせることが幸せだった。
でもその幸せもそう長くは続かなかった─────。
私が14歳になったころ、お兄ちゃんが倒れた。
" がん "
原因は疲労やストレスによるもの。
あぁ、まただ。私のせいで大切な人が離れていく。
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yuzuyuzu(プロフ) - 、さん» すみません、今気づきました。初めてのためルールをあまり理解できていませんでした。 (2020年7月1日 19時) (
レス) id: aec4a77d09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶち | 作成日時：2020年7月1日 16時
