暗殺少女の1時間目 ページ2
Aside
今日からこの学校に世話になる。
正直、何ひとつとして殺れる自信はない。だってあんな可愛いの殺せない。
「じゃあ入ってきてもらいましょうか」
先生のその言葉を聞いてわたしは教室に入った。
それはもう、おどおどと。
だって、緊張するんだもん。
「あ、ちゃんと入ってくるんだ、、、」
そんな声もあり思った。
あ、他はちゃんと入ってこなかったんだ、
「他は転校生扱いでしたが、彼女は学校も初めてで新入生扱いです。そして...」
チラッと先生がこちらを向いてニヤついた。挨拶をしろと?
「はじ、はじめまして。そのっ、お名前とかあんまりはっきりしてないのですが、Aって呼んでください。よろしくお願いします」
クラスの子たちはみんな優しそうで。ずっといじめられたりしないか心配だったけど、大丈夫そうかな
どうすれば分からなくて先生を見た。そしたら先生がもう一言、
「あとは、アレですね。君たちにとって初めての、」
「あ、わたし...13歳です。」
みんなあれ?みたいな顔する。
「皆さんにわかりやすく言い換えると中学2年ですね、」
「後輩です」
『えーーーー!?』
あ、ですよね。
理事長先生?には鼻で笑われた。
しかしながら暗殺業としてこのクラスに来た。だからまぁ、ね?
勉強ができりゃいいみたいな言われ方したな。ども、きっとこの学校のシステム的には頑張ってほしくはないのかな?
あんまりいいことは聞かなかったし。
「あ、席はあそこです」
「わかりました」
示されたのは赤髪くんの隣、
えーっと...
名前を思い出しながらその場所へ
「よろしくお願いします、赤羽先輩」
気怠系にも見える彼は少し驚き気味
「名前知ってんの?」
「皆さんの名前は一応...」
へー、みたいな顔。
あ、興味ない感じ??
「ではホームルームを終わります、一限目の準備を忘れずに」
先生は行ってしまった、
あれがターゲット。
わたしが殺す...どうしよう。あのフォルム、可愛すぎてやれないっ。
「ねーえっ」
「う、うわぁ!?」
「あ、驚かせちゃった?」
「あ、いえ別に考え事してて...」
この人は...倉橋先輩!
「なんだかずっとヤバい子が来そうー、って思ってたら可愛い子が来てびっくりだよぉ」
「なんだか、みんなの反応見るとそうですね」
「あとは力抜こうぜ新人!」
「わっ!?」
思いっきり背後を取られていた。後ろにいるのはえっと、中村先輩っ、
「おっ!やっぱりデカいもんつけてんじゃーん」
我、揉まれる。
もうお嫁に行けない、、、
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作者名:mikan | 作成日時:2020年4月21日 23時