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『俺を振ってください』
治の顔を見て私は涙が止まらんかった
本当にごめんね
自分の想いに気づけな鈍感でごめんね
治にこんな苦しい思いをさせてごめんね
こんな私を好きでいてくれてありがとう
『治は私にとって
勿体ないくらいいい人で
私の事一番に優先してくれて
みんななら侑より治のほうが絶対幸せになれるのに
治にこんな思いさせちゃいけないって分かってるのに
今更侑のこと好きって自覚して
こんなこと絶対許されないのに
やっぱり侑にはかなわないの
私の中で侑は他の誰にも変われないの
こんなこと最低だって思ってる
治を傷つけるに決まってる』
『本当にごめんなさい』
私は治に泣きじゃくって謝った
すると頭をポンと撫でられて
『よく言えたね』
そう言われてさらに涙が出た
「治はかっこいいし優しいから私なんかよりもっといい人見つけてね、私より幸せになるんやで」
「うん、頑張るな」
そう言うと治は笑ってまた私の頭を撫でた
『じゃあ侑に好きって伝えるんやで』
『うん...本当にありがとう』
そう言われて治にキュッと抱きしめられた
治の声は震えていて私は涙があふれた
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みな - 今更すぎるかなと思いましたがコメント失礼します!本当に面白くて一気読みしてしましました!お話の作り方も素敵で尊敬します!有難うございました(*^^*) (2021年11月28日 9時) (レス) @page35 id: e3fbbedd51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オっ | 作成日時:2020年3月14日 21時