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部活の終礼が終わり、草むしり生活一日目が終了した
治とはあれから全く話せていない
メールをしても全部無視されてしまう
目が合ってもすぐに逸らされてしまう
その度に胸が締め付けられそうになる
『なぁ、綾瀬』
一人寂しく駅に向かっているところを後ろから北さんに呼び止められた
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『侑のことどう思ってるん』
「どうってただの友達やと思ってます」
北さんは淡々と私にそう尋ねてきた
『じゃあ治と侑。二人のことどういう存在やと思っとるん』
「えっ」
「どうって...」
治は
優しくて
カッコよくて
自分のこと後回しにしても私のこと大切にしてくれて
女の子の理想像みたいな人で
私には勿体ないくらい
でも侑は
本当意地悪で
子供みたいで
治のこと見習ってほしいくらいだし
全然私のタイプじゃない
でもいざって時に励ましてくれて
まるで私の心読んでるみたいで
何だかそれが心地よくて
侑だけにはどんな時でも素直で素でいれる
それは侑の他には変えられない
『本当に好きな人とは一緒にいるだけで心地いいもんなんやで』
一緒にいて心地のいい人
北さんの言うことが本当なら
私は侑のことが好きなのかもしれない
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みな - 今更すぎるかなと思いましたがコメント失礼します!本当に面白くて一気読みしてしましました!お話の作り方も素敵で尊敬します!有難うございました(*^^*) (2021年11月28日 9時) (レス) @page35 id: e3fbbedd51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オっ | 作成日時:2020年3月14日 21時