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「そろそろ帰らなきゃ心配されるわ...」
ふと時計を見ると7時を回っていた
泣き腫らして少し痛いくらいの目
治に泣き腫らした目見られたくないわ
公園にあるトイレの洗面台の蛇口をひねり顔を洗ってトイレを出る
暗い路地を一人歩いた
「ただいま」
玄関で靴を脱ぎ、リビングには行かずにそのまま自分の部屋に向かう
治の靴なかったな
まだAと遊んでるんかな
「侑ご飯いらんのー?」
「友達と食べてきたからええや」
「あら、そう」
今日はとてもじゃないけどご飯が喉を通らんわ
お母さんの顔を見た途端目頭が熱くなった
涙で濡れた顔をバレんように下にして足早に部屋に入った
部屋に入った途端足を止めゆっくりベッドに横たわる
一人になった途端押し寄せてくる寂しさ
出てきた途端自分では止められない涙
声が出そうなくらい泣いてしまう
こんな辛い想いもうおしまいにしよう
明日Aに全部話して忘れよう
今までの全部なかったことにしよう
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みな - 今更すぎるかなと思いましたがコメント失礼します!本当に面白くて一気読みしてしましました!お話の作り方も素敵で尊敬します!有難うございました(*^^*) (2021年11月28日 9時) (レス) @page35 id: e3fbbedd51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オっ | 作成日時:2020年3月14日 21時