ぱっつん髪の男の子【白布賢二郎】

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『じゃあ行こっか』


白布と私は一緒に校門を出た
白布がカラオケにでも行こうと言うので地元のカラオケに向かう


｢二名様でよろしいでしょうか？｣


受付を済ませて渡されたマイクと選曲をするタブレットを手に持って指定された部屋に向かった


『なんか広くね...？』


とても二人用には見えない広さ
俗に言うパーティールーム


恐らく平日でとても空いていたからだろう


｢まぁいいや、座ろうぜ｣

｢う、うん｣


カラオケルームに入った途端に緊張が襲ってきた

(密室に二人きりじゃん...恥ずかしすぎて死ぬ！！！)

だからテーブルをまたいだ反対側の椅子に座った
無意識で顔をうつむけた

(手汗やばい...)




そんな事を考えていると隣に白布がいた


｢わっ！！！｣



｢何そんな驚いちゃって(笑)｣

｢密室だから緊張してんのかよ？｣


｢してないし...｣

｢嘘バレバレ｣



そう言って白布は鼻歌を歌いながら選曲をし始めた
イメージとのギャップにがなんだかおかしくて笑けてしまった
そのおかげで緊張がほぐれた







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