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だれ、これ、。
3問目。ここに来て本当にわかんない。
あと少しで分かりそうなのに、その先が出てこない。
なに、?この違和感は
こんな名前の有名人、いた?
『皆さん、一緒に考えてください。この人の名前分かりますか?』
周りに助けを求めてみたが…
「有名人疎いもんなぁ…」
「この人?あー、でもブロックの文字が違う」
「わかんないよ!」
と、頼りにならない。
閃かないまま、時間だけが過ぎてゆく…
「まずい!来てる!」
ビービー!!
石像がデンジャーゾーンに入ってきたその時、閃いた。
あれ、この名前、、、
よく見たら見覚えがある。
ブロックの文字を1文字ずつ見ていくと、ある答えにたどり着いた。
あれ、これ、私の名前…
自分のことだから無意識に除外していたが、そういえばそこそこ有名なアイドルやってて、今はまあまあフォロワーのいるインフルエンサーだからなぁ…そりゃ私も一応有名人か…
なんて呑気なことを考えながらブロックを並べ、回答をする。
ピンポンピンポン
扉が開く。
あれが石像停止ボタン!
一目散に駆けていってボタンを押す。
石像は動きをとめ、後退していき、爆発した。
『助かったって…こと?』
スマホから音が鳴る。
【げぇむくりあ。こんぐらちゅれいしょん】
と聞こえた。ちょっとバカにしてるように感じるのは私だけだろうか。
ビザが3日分が発行され、ふと下を見ると♢3のトランプが落ちていた。
一応回収しておこう。
私はそれをポケットに入れた。
「あの!」
と声をかけられる。私のファンと言ってくれた子だ。
「Aちゃんのおかげです!ありがとうございました!」
とお礼を言われた。
「いえいえ、もし生きてたら、また会おうね。」
と返し、私はゲーム会場を後にした
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作者名:にゃんかす | 作成日時:2024年2月23日 0時