【ＨＱ】Ⅱ．トリップ少女は原作を壊さずにキャラと関わりたかった【トリップ】 (ページ32)

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番外編　「潔子さんの思い」ページ32

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清水は突然合宿に来ることになった少女、石川の事を不快に思っていた。
臨時でマネージャーをするにしても、ちゃんと出来なかったら意味が無い。
ただでさえ青葉城西のマネージャーもキチンと仕事をしないというのに______

しかも石川が務めるのは音駒だという。
烏野だったらまだしも、他校に迷惑をかける人だったら駄目じゃないか。

石川は悪い意味で烏野で注目されている人物だった。
清水も一度や二度は悪い噂を聞いたことがある。
清水のクラスメイトも一度標的にされたことがあると言っていた。
そんな石川だからこそ、清水は不快に思っていたのだ。

でも、石川に会ってから、その不快感が消えていったのだ。

彼女はバレーボールのルールもちゃんと知っていて、経験者で、真面目で。
清水は自分のクラスメイトを疑うほどだった。
だが、ほぼ全校の生徒が彼女の事に怯えているのだから、噂は本当なのだろう。
少し混乱しながらも、合宿が始まった。

清水は、石川の事を見て、彼女は周りとなじむのが苦手なだけなのだろうか。
と、そう思い始めた。
はたまた女子みたいにキャッキャ言っているのが苦手なのだろうか______

清水は噂は勘違いによるものだとそう確信した。

そして、合宿が終わっても、石川にマネージャーをして欲しいと思うのだった。

清水が卒業してから、石川にはマネージャーになってもらいたい。
そして、谷地をサポートして欲しい。と。

勿論、谷地を信頼していないわけではないが、清水が卒業してから、谷地一人は正直厳しいのではないだろうか。

本当は、自分が卒業するまでに谷地に教えないといけない事は分かっている。
でも、教えた上でも、大きな大会などでは谷地はテンパるだろう。
その時に石川がサポートしたら谷地は落ち着くと思ったのだ。
清水は、谷地と石川の事をいいコンビだと思っている。

これから、烏野が有名になって行って、新入生が増えた時も、一人よりかは二人の方がいいだろう。
その点もかねて、石川には、男子バレー部のマネージャーになって欲しかった。

そのことを清水が石川に伝えるのは数日後の事＿＿＿＿

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番外編を書いたのには特に意味は無いです。

ただ、潔子さんがAちゃんの事をどう思っているのかが書きたかっただけなので。

昨日更新しなくてすみませんでした。アニメイト行ってました((

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