１１話 ページ13
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まあ、なんやかんやあって、今からは交流会？顔合わせみたいな感じらしい。
後、一週間スケジュールみたいなのをもらったけど、凄かった...。
じゃあ、もう一回目を通していこうか。
一日目。
午前中顔会わせ、午後から練習試合。
二日目。
休憩入れながらも一日練習試合。
三日目。
体力づくりや体づくり。
四日目。
チーム変えながら試合。
五日目。
四日目続き
六日目。
チーム元に戻して一日練習試合。
最終日。
午前中練習。午後(4時まで)勉強会。
となっている。
チーム編成ってどうなるんだろ。
ポジション変えたりするのかな。それとも違う学校の人と一緒のチームなるとか？
...というか、勉強会とかあるんかよ。
宮城の学校は最終日の次の日から始業式なのかな。
まあ、ユース合宿に呼ばれるような人でも学生なんだもんね。
当たり前か。
そう、配られたプリントをじーっと見ながら色々考えていると、
「...あ。石川...さん...か？」
と、声を掛けられた。
顔を上げてみたら、やっくんがいた。
カッコ可愛い。というか、レシーブ教えてもらいたい。
やっくんに教えてもらったら絶対上手くなるだろうな。
そう思いながらも、
『はい。そうです！夜久衛輔さんですよね？」
と返す。
やっくんは少し驚いた顔をしながらも、すぐに笑って頷いてくれる。天使。
「黒尾に呼んで来いって言われたんだ。」
そう、親指で後ろを指して言った。
『そうですか。それじゃあ行きましょう。』
そう言いながら歩き出した。
『...あ。そうそう。』
少しして、私はやっくんにお願い事をしてみる。
『時間があったらいいんですけど、レシーブ教えてくれませんか？』
私がそういうと、やっくんは、頭に？を浮かべて、
「誰に？」
と言った。
『私に。』
そう返すと、ぱあっとキラキラ顔になって、
「俺でいいんだったら！！」と元気よく言ってくれる。
『それじゃあ、何卒宜しくお願い致します！』
心の中でガッツポーズしながらも、そうふざけながら言った。
するとやっくんは、いえいえこちらこそ〜。と乗ってきてくれる。
...これは少ししか変わらないと思うから多分ノーカンだろう。うん。
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作者名：柚子胡椒 | 作成日時：2018年12月6日 18時
