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侑李side





ザーザーザー!!




その音でパチッと目が覚めた

僕が寝る時は弱めの雨だったのに、今はすごく強い

…2:30か…。もう、変な時間に起きちゃった…





ゴロゴロ…





侑「っ…」






そして僕の大嫌いな雷まで鳴ってきた

やだ…。怖いよ、雷…


酷くならないうちに寝ようと思ったけど気になって寝れない



その一方で、雨と雷は強く鳴るばかり






ピカッ…!ゴロゴロ…






侑「…!や、だ…」






耳を塞いでも聞こえるし、光ってるのが分かる

怖いよ…。伊野ちゃん起きてない…一人やだ…


伊野ちゃんのベッドは小さい電気を挟んで隣にあるから…






ゴロゴロ……ドンッ…!






音が今までで一番近い…。もう、無理だよっ…






侑「…伊野ちゃんっ…」





怖いながらも体を動かして伊野ちゃんをトントン叩いて起こした






慧「…ん、ぅ……。ちね、ぇ…?」

侑「…一緒に寝たいっ…。雷、怖くてっ…」






お気に入りの枕を抱えて、伊野ちゃんに伝えた



するとふんわり笑ってくれて、ベッドに隙間ができた






慧「おいで…?怖かったねぇ」

侑「んっ…。まだ、鳴ってる…」

慧「大丈夫だよ」






そう言って背中をポンポンしてくれる伊野ちゃん

怖くて抱きついてる僕を笑わないで慰めてくれるんだもん


一緒の部屋が伊野ちゃんで良かった…






侑「…ごめんねっ、起こしちゃって…」

慧「いーの。てか、俺嬉しいし…」

侑「嬉しい…?」

慧「…なんでもない。」






ゴロゴロ…!






侑「っ…伊野ちゃんっ…」

慧「大丈夫大丈夫」






僕よりも大きな体が包んでくれる

これだと安心して寝れるかも…






侑「…もう過ぎたかな…」

慧「過ぎてると良いけどね…。今静かだから、今の内に寝な?」

侑「うん…。伊野ちゃんありがとっ…」

慧「いえいえ。ん、おやすみ」






その言葉とともに目を瞑った




伊野ちゃん、大好きだな…。

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(プロフ) - やまちねの絡みがもっと見たいです!すいません。いきなり。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 416c1fc175 (このIDを非表示/違反報告)
白雪姫(プロフ) - 伊野尾美帆さん» ありがとうございます^^ (2017年8月23日 1時) (レス) id: 5980841d9e (このIDを非表示/違反報告)
伊野尾美帆(プロフ) - 面白いです!もし良かったら私の作品読んでみてください。 (2017年8月22日 15時) (レス) id: 4625ee6d30 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白雪姫 | 作成日時:2017年8月21日 21時

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