J U M P 君達の辛い日【HSJ】 (ページ21)

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山田×薮メロンパンさんリクページ21

涼介side

アイドルだから世間の批判の声はもちろんある

俺も何度も言われてきた。しかし、あるのが当たり前だから気にしない俺

でも、今回に限っては引っかかってしまった

「山田君より薮君の方が歌上手いよね」

「ただセンターってだけでパートいっぱいあるしね」

「声が良いだけ。他のメンバーの方が断然上手いよ」

歌番組、コンサートもやってるからこういうのもあるのかなって思ってた

でも思ってた以上に自分が傷ついている

それに俺は悔しい。努力してやっと掴んだ歌声なのに…。

なんの努力もしないで褒められる薮ちゃんにムカついてた

__今日も朝から歌番組の収録で、少し行きたくないって思ってしまう

でも仕事だからもちろん行くよ

曲の廊下を歩き、ガチャっと楽屋のドアを開けた

涼「はよ…」

「おはよー！」

朝から元気なみんな

あーあ、やだな…。歌いたくないな…。

大「あはははは！！何これ、超面白い！」

薮「でしょー？笑昨日知念から送られてきた」

侑「僕の好きな動画！夜中に見たのが悪かったなぁ～」

慧「ねぇ、もう一回見よう」

大「いいよいいよ！」

「あはははは！！…ふふ、ははは！」

俺の暗い心とは裏腹に超騒がしい楽屋

仕事の疲れもあってかだんだんイライラしてきて

ついには言ってしまった

涼「…うるせぇんだよ。」

胡座をかいてスマホを見てた俺。いつもはこんな事しないからみんな驚いてた

大「え、あ…ごめん。うるさかった？」

侑「…ごめん、涼介もこっちきなよ__

涼「なんで最年長が注意しないで笑ってんだよ……。アホらしっ」

薮「…。ごめん」

慧「………。」

俺はまたイヤホンを耳に当てて、スマホに目を写した

俺が楽屋の雰囲気悪くした

けど謝ることはしなかった

これが俺のストレス発散