13話 * ページ14
｢佑月.....どうしたんだその傷？｣
｢ちょっと爆豪くんの爆破に巻き込まれて、｣
｢大丈夫なのか？｣
｢うん、小さな傷ばっかだから大丈夫｣
焦凍は個性を使っていた手を止めて、こちらを心配そうに見つめる。すると｢顔汚れてるぞ｣
と、焦凍と手ので頬を拭われる。
｢ん、ありがと｣
｢あぁ。俺もついて行こうか？｣
｢ううん、大したことないから大丈夫｣
｢そうか。
......それにしても、体操服でかくねぇか？｣
｢ん？あぁ、これ爆破で私の体操服ボロボロになっちゃったから爆豪くんが貸してくれて｣
｢.....｣
そう説明すると、眉を顰めて気に食わなそうにする焦凍。すると突然、上の体操服を脱ぎ始める。
｢....爆豪のじゃなくて俺の着てろ｣
｢え？いいよ、大丈夫｣
｢ダメだ。......爆豪の着たいのか？｣
｢そうじゃないけど、わざわざ焦凍に貸してもらわなくても｣
｢.....爆豪のは俺が着る｣
俺のを着ろ、と自分の体操服を押し付けて来る焦凍。大丈夫だと言っても耳を傾けず、ワガママを発揮する。
極めつけには、｢....だめか？｣とうるんだ瞳でお願いしてくるから、仕方なく言われた通りにする。
だって可愛いんだもん！ウチの焦凍！！
｢.....爆豪のは俺が着る｣
｢え？、うん｣
着替え終わった私から、爆豪くんの体操服を取って、着替え始める焦凍。｢ワガママな焦凍さん、これで満足？｣と聞くと、焦凍はコクンと頷いて満足気にわらった。
焦凍に借りた体操服はやっぱりいつも近くにある焦凍の香りがした。
爆豪くんの匂いも好きだけど、焦凍の匂いはもっと好きだし安心する。
__________
｢今の見た！？梅雨ちゃん！！｣
｢轟ちゃんも天然だけど、佑月ちゃんも天然ね｣
｢轟もやるね〜！さすがイケメン！キュンキュンする！！｣
｢天然同士、進展するのは大変そうね｣
｢だねぇ〜
よーし、あの二人見守るぞ！｣
｢、好きね透ちゃん｣
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ミルフィーユ - 終わりなんですか...？悲しいですが、すっごくほっこりするお話でした。 (2020年7月3日 19時) (
レス) id: 9176ab7d5f (このIDを非表示/違反報告)
あるじゃん(プロフ) - りるるさん» コメントありがとうございます！大変励みになります...！頑張ります！ (2020年6月1日 2時) (レス) id: 99f9589e9d (このIDを非表示/違反報告)
りるる(プロフ) - 尊い(*´∇｀*)応援してます！！ (2020年5月31日 23時) (レス) id: 335947b1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるじゃん | 作成日時：2020年4月17日 0時
