検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:86,897 hit

叶わなくていい ページ4

.



少しした休日千晃と2人で出掛ける



近場の喫茶店で千晃はケーキを選んでいる




千晃「目黒くん何にする?」



目黒「...チョコレートケーキ」



千晃「ん!了解!!」




そう言うと呼び鈴を鳴らす




千晃「すみません、チョコケーキとチーズケーキ、あとアイスカフェオレとコーヒーのブラックを」



「かしこまりました。お待ちください」



店員が戻っていくと千晃は携帯を取り出す



少ししたら嬉しそうな顔をする




目黒「何見てんの?」



千晃「ん?Aちゃんから送られて来た写真見てるの」




俺の方に携帯の画面を見せる




目黒「へぇー、可愛い」



千晃「だね!」



目黒「千晃はそれで嬉しそうな顔してたの?」



そう言うと千晃は伏し目がちになる




千晃「それもあるけどね、Aちゃんからのメッセージが凄く嬉しいの」




頬杖をつきながら千晃の話を聞く




千晃「これまで何というかね、メッセージが来ない事の方が多かったの、会話をするのは廉くんや紫耀くん、尚大にそれに親ばっかり」




確かに千晃がAさん以外と喋ってるのは見たことがないから薄々勘づいてはいた




千晃「だから携帯なんて殆ど触らないものだった。...でもね、Aちゃんと出会ってから変わったの」




少し口角をあげながら喋る




千晃「Aちゃんからのものは特別だから音を変えたり、バックアップもちゃんととって、携帯の事前よりも知ることが多くなったんだ」




そう喋る千晃はAさんと出会ってから俺が知らない表情を沢山する




目黒「そっか、本当に好きなんだな」




千晃は顔を上げて大きく頷く





──────────────



目黒「そういえば康二くんとはどうなの?」



問いかけると口に入れかけていたものが落ちた




千晃「えっ、えっ?!」



目黒「知らないと思った?バレバレ」





案外千晃は顔に出やすい




千晃「あんまり、進展とかは要らないかなとかは思うよ」




目黒「...なんで?普通は付き合いたいとか思うんじゃないの?」




千晃「だって適うわけないもん。それに叶わなくてもいい」




言葉がややこしくて分からなくなる




目黒「じゃあなんで康二くんの事好きなの?」




千晃「んー、仕事に対する姿勢とか優しい所とか...」




千晃はしっかりと康二くんの好きな所を伝えてくる




千晃「でも1番はあれかな」



.

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (123 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
544人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

十二又(プロフ) - きゃなえさん» ありがとうございます!!またいつでもリクエストください!!投稿するのは遅くなると思いますが書きます!! (2020年7月6日 16時) (レス) id: f367a3aefc (このIDを非表示/違反報告)
きゃなえ(プロフ) - リクエストの対応ありがとうございます!西畑担なのでとても嬉しいです!更新が待ち遠しいです!! (2020年7月6日 2時) (レス) id: 2c23ce6797 (このIDを非表示/違反報告)
十二又(プロフ) - 女子力あげてこぉさん» ありがとうございます!!頑張ります!! (2020年7月5日 17時) (レス) id: f367a3aefc (このIDを非表示/違反報告)
女子力あげてこぉ - はじめて読ませていただいてます!更新頑張ってください!! (2020年7月5日 16時) (レス) id: 78f417aca4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:かぴ丸。 | 作成日時:2020年7月5日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。