こどもな4人 season3

君の事を知る ページ1

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大吾「誰って...西畑やけど」



「あぁー！西畑！...どうした？」



大吾「こっちが聞いてんねん」





私の横にそっと座って話を聞く体制にしている




いつもこういう時は早いな...






「いやさぁ、弟いたじゃん？」




大吾「中村嶺亜やんな？」




「うん、嶺亜さ、私の弟じゃなかったんだ」




そう言うと唖然とした顔で私を見る




大吾「ど、どういうこと？」




「ん？言葉の通り、血が繋がった姉弟じゃなかったって事」




大吾「そっか......おいで」




そう言って私を抱きしめてくれる





大吾「泣いてええんよ」




「本当さぁ、子供達がいないだけでこんなに不幸な事が立て続けに起こるんだね...」





ボロボロ出てくる涙は西畑の服を濡らしていく





「もしかしたら、子供達が私の神様だったのかも笑」




大吾「そうやなぁ」





否定せず私の話を優しく聞いてくれる





西畑の服がびちょびちょになり始めた頃





大吾「お迎え来たみたいやで...」




そう言って私を抱きしめる手を緩める





西畑が向いてる方を向く





嶺亜「はぁ...はぁ...A..ちゃん...」




「嶺亜...」




嶺亜「話...聞いて欲しい」




大吾「......さぁ！帰り！あとはゆっくり2人で話し」




そう言われ西畑とその場で別れる




嶺亜に連れられて家に帰る




「あ、丈くん...」




丈一郎「おかえり、じゃあ嶺亜から話、聞かせてもらおうか」




嶺亜「......うん」

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