3 ページ5
『荒木先生ー、話しって…?』
「お前は入学式に来なかったからな、この学園の危機について話しておこうと思ったんだ。」
『…危機ですか?』
荒木先生は、このままだと学園がなくなること、伝説のイベントを成功させて学園を復活させようとしていることを話した。
「特待生に、イベントの運営を任せた。佐野は特待生の友達なんだろ?だから、協力してやれ。」
『え!?』
「じゃあ、特待生によろしく言っといてくれ。」
『ちょっ!先生!?』
荒木先生は去っていった。
無責任教師が!
あのあと、ひかりと話した。ひかりは、イベントを成功させるつもりだと言った。私もできる限り、協力すると誓った。
ひかりと別れ、教室に戻り、自分の席に座った。
(んーどうしたものか…)
イベント自体は興味がある。でも、成功するかわからないイベントにでるという生徒はいるのだろうか。
「A!」
『ひゃっ!』
考え込んでいると隣から肩を叩かれた。
『あ、七緒くん』
「よかったらさ、一緒に食堂行かね?」
人懐っこい笑みを浮かべた七緒くん。彼とはもうすっかり打ち解けたのだ。
『うん、行こ!』
私は笑った。七緒くん、嬉しそう。
(Aと二人か……嬉しいかも。)
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
61人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:白石桃 | 作成日時:2018年8月26日 0時