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三章:瀕死 ページ20
薬研side
加州の旦那に連れられて手入れ部屋に
見たくもなかった光景
信じられなかった
本当に吹雪が重傷状態だったから
信濃「吹雪っ、大丈夫！？」
三日月「すまんな薬研、信濃…守れなかった…」
薬研「いいや、とりあえず命が助かってよかった」
言っていることとは裏腹に
頭の中が苦痛に歪む
‛なんで吹雪と喧嘩したんだ’
‛なんで出陣させてしまった’
‛なんで吹雪を傷つけた’
ﾎﾟﾀｯ
薬研「おい吹雪…！起きろよ！目ぇ覚ませ！」
人の姿になって初めて涙をこぼした
辛くて痛くて
抑えも効かなくなって
全てがぐちゃぐちゃ
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作者名：優月 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/novel/seikakota1/
作成日時：2018年2月24日 9時
