小説・キャラ募集企画のための素敵なキャラの作り方【キャラメイク講座】

暗い過去の設定について ページ5

・親にネグレクトされていた、虐げられていた

・異性に酷い目に遭わされた

・いじめにあった

・差別を受けた

・過度な期待を寄せられた

・両親や家族を失い天涯孤独の身となった

よくあるものとしては、このあたりが妥当だと思います。

別に良いんですよ、これ。

設定としては非常に使いやすいものだと思います。

これから成長していくキャラに期待を寄せることが出来ますし、

ここから物語を展開していく上で必要な「悲しみ」の要素となりますから。

ただ、これを粗雑に扱ってしまうと、ただの飾りというか、

それ以下の邪魔なものに他ならなくなってしまうのです。

上記にあるような重たい過去を、そう簡単に吹っ切ることが出来ますか？

私は無理だと思います。

たとえば、異性に酷い目に合わされた所為で男性恐怖症になってしまった女性キャラクターが、

イケメンで優しい男性にちょっと優しくされただけでコロッと

「あ、男性ってこわくないんだ」とか

「この人は大丈夫」って変わるのはおかしいでしょう？

「この人はきっと下心があってこういうことするんだ」ぐらいは考えそうなものでしょう？

吹っ切れる、解決するには、大きな時間と、経験が必要です。

吹っ切れた、と思っていても、頭のどこかしらに小さく残ると思っています。

ですので、簡単に解決してしまうのではなく、文章が多くなってしまっても多少時間をかけて、

たくさんのことを学びながら少しずつ解決していくのがベストかと。

対策をまとめると



・過去の消化は時間をかけつつゆっくりと

・↑が面倒くさくて嫌な人は暗い過去のキャラを作るのはまだ早いので練習を

・そのキャラの気持ちになって、しっかり考えてみる



文章やキャラメイクはひたすら練習しても、上手くなりはしません。

そういう時は、ちゃんとした小説を読んでみましょう。

そして、「ああ、彼はこういうことがあったからこういうことが言えるんだ」というのを

理解していくことが大切だと思います。

卑屈、感情や愛情が分からない設定について→←超美女、ありえない身長と体重比について

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