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いいよ、いいよいいよ
その女に会いにいけばいいさ
私はそんな彼の背中を見て
また一人で悲しく泣くからさ
誰にも言わないよ
彼の評判が下がるのは嫌だから
一人胸の奥に
男の姿の彼もいるって思っとくから私のことは気にしないで、その女に会いにいけばいいさ
とか思いつつ
歩き出す彼の足跡を耳の鼓膜の奥の奥で聞く
心臓は跳ね上がるように波打ち
今にも口から飛び出てきそうだ
やばい、吐きそう
そしてだんだん近づいてくる彼の足音が
私の目の前を
通り過ぎた
まあそうよね、期待はしてなかったよ
うそ、してた
心のどこかで私の知ってる彼ならって
まだもう少し彼のことを信じていたかった
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夢と月(プロフ) - KEI888さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます( ; ; )たくさん更新できるように頑張ります! (2019年8月3日 17時) (レス) id: 4d6797b4bc (このIDを非表示/違反報告)
KEI888(プロフ) - 早く続きが読みたいです (2019年8月3日 13時) (レス) id: d3efcc4ac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢と月 | 作成日時:2019年7月27日 11時