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まあでも
ドラマのように簡単に見つかるはずもなく
やっぱりあかんか、
こういう時って諦めも結構大切だったりするもんで
絶対探さなくちゃという思いと、目があっただけの人を見つけ出すなんて無茶な話だという思いが、
交互に浮かんでは消えていく
俺があの角を曲がって
あの子がその道に居なかったとしたら、
そしたら諦めよう
そう何度も自分に言い聞かせ
探し出してから早20分は経つ
ああやっぱり無茶な話かな
時間を確認するために携帯を開くと
_______ヤスなんかあった?あいつ泣いてるから。
友達からのメッセージ
やめてくれ、こんな時にまで
こっちは忙しいから
君の友達になんてなんの思い入れもないから、そんな気持ちを込めて既読だけつける
「俺、どないしたらええの。」
友達付き合いは上手くやってきたのに
こんなちっぽけなことで壊れてしまうことがとても嫌だった
はあ最悪やん、そう言おうとしたその時
「ああ、もうほんま最悪やああああ。」
なんやねん、あの子の声やん
ずっと探してたあの子は
意外とすんなり俺の前に現れてくれた
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夢と月(プロフ) - KEI888さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます( ; ; )たくさん更新できるように頑張ります! (2019年8月3日 17時) (レス) id: 4d6797b4bc (このIDを非表示/違反報告)
KEI888(プロフ) - 早く続きが読みたいです (2019年8月3日 13時) (レス) id: d3efcc4ac5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢と月 | 作成日時:2019年7月27日 11時