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「そんな免疫ないから、頭おかしくなってまう。」





「そうなん?彼氏おりそうなのに。」





「彼氏おったら、人の修羅場見て泣くって失礼、」





「まあそれもそうやな。」









二人で笑い合う









別に修羅場の女が誰だっていい

そこまで踏み込む必要は無いと思うから、私はあえて質問しなかった









それにしてもいつの間にか素で話すことができる、彼が持っているこの空気感がとても好き

彼だからできる技だと思う









「私研修で大阪から来て、あ、大阪言うてもほんまど田舎で、都会に憧れてた部分もあって、」









なぜかわからないけど
彼に話したくなった私の生い立ち





どうでもいい女の仕事の話を、彼は頷きながら優しく聞いてくれる









「東京に来たら、章ちゃんとかに会えるかもって変に期待して来て、そしたらまさか会えるなんて。東京ってやっぱすごいわ、」





「ははははっ。運が良かっただけやって。」





「ほんまに運使い果たしてしまった。」





「…なんか、嬉しかった。」




「ん?」




「ん、目あった時、なんでか分からへんけど。」





「ど、うして?」









今は2人でベットに腰掛け同じ方向を見て話している



その距離はとても近くて、本当にどうにかなってしまいそう









「うーん、なんでやろうなあ。」



そう言って彼は小さく笑った









「きっとこの人なら信じてくれるって思ったからちゃうかな。」









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夢と月(プロフ) - KEI888さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます( ; ; )たくさん更新できるように頑張ります! (2019年8月3日 17時) (レス) id: 4d6797b4bc (このIDを非表示/違反報告)
KEI888(プロフ) - 早く続きが読みたいです (2019年8月3日 13時) (レス) id: d3efcc4ac5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢と月 | 作成日時:2019年7月27日 11時

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