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『やけんはよ閉めたいんですけど』
実は今シーズン中に広島弁の勉強をしてた私。
たまに出てきよるんよ
私がその覚えたての広島弁で抵抗する先にはお風呂のドア閉めさせてくれない石川慎吾。
石「はよでてきて」
『でてくるゆうてるやん。離してくれな遅なるやん。離して』
可愛い顔をしながら全然離してくれない
『ねえ、ほんと怒るよ?』
石「Aさ、俺のこと好き?」
『は?何急に』
石「女の人よく聞くやん。俺もしてみたかった」
『私は聞かんよな?』
石「うん。ゆわれたらどう答えようか考えまくってたのにゆわれへんからゆってみた」
『なにゆうてんのかわからん。後で相手したるから』
ちょっと力の緩んだ隙に強引に閉めようとする、、も
ガンッ!!
石「スルー無しやで」
『あ、ごめ、めっちゃごめん。痛くない?』
石「全然痛くない。心は痛いけど」
怪我しちゃいけない野球選手を思いっきり挟んでしまった
『ほんまごめん』
石「ええよ。そうじゃなくて、俺のこと好き?」
少し怒った表情で壁際まで追い込む
背中にお風呂の壁の冷たい感触が伝わる
『んっ』
石「なに?なんもしてないねんけど。なんの声?」
『なんでもない。』
石「そう?じゃあ、俺のこと好き?」
『しんご、ちっ、ちかい』
石「嫌いなん?」
お風呂入る直前だったからなにも身につけてない私の肌に慎吾の手が伸びてくる
そっと撫でてきてくすぐったいような、なんだかよくわからない感覚が
『し、しんごおねがいっ』
石「なに?答えたらいいだけやねんけど」
『すき!好きやから!やめてっ、』
ぴたっと動きを止めた手。と、同時ににやっと不吉な笑みを浮かべる慎吾
『しんご?』
石「俺もっ、」
『んんっ、んぁっ』
石「Aが悪いんやで」
唇に暖かい感触が、、
『やめっ、んっ』
ちょっと口を開けた隙に口の中に侵入してくる暖かい舌
『んふっ、んっんんっ』
石「なんか今日はえらい反応がいいな」
『うるさっ』
石「久々にしたから嬉しいんやろ?」
宮崎にいる間、二人で部屋にいることはあってもそうゆうことは何もしてなかった。
でもそんなわけない。なんか、今日の慎吾がかっこよすぎるだけ
『ちょっ、おふろっ』
石「ちぇっ、はよ入ってきてや」
やっと離してくれたけど、、
『長すぎ』
久しぶりにそれはきつい
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作者名:ゆずき | 作成日時:2017年11月4日 21時