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ピコンッ



実家についてしばらくして慎吾からグループにLINEが



「元日なら店閉めてるからきていいよ」って

お休みの日やのにわざわざ!!嬉しすぎる!!





なんのことかわかってない誠司さんと川内にちゃんと説明して、元日集まることに。


『楽しみー!』

母「どうしたん。そんな嬉しそうに」

『お母さん、石川慎吾覚えてる?』

母「覚えてるよ。」

『石川慎吾のご両親が経営してる居酒屋があるねんけど、そこにみんなで行くことなってん!集まるのって2日やんな?』

母「そうやで。いつ行くん?」

『元日』

母「忙しい時に?」

『お店休みやしむこうも集まるのまだらしいから』

母「そう。楽しんどいで」




実家に帰ってきたのに地元の友達と遊んだり、ご飯行ったりするから実家にいてもほぼやることない。
ダラダラゴロゴロしかしてない。ダメな娘。

遊びに行ったついでになにかプレゼントでも買ってこようかな



なにかほしそうなもの探ろう









『お母さんなんか欲しいものある?』

母「えっとね、最近身体がバキバキやからマッサージ系のもの欲しいな」

『お父さんは?』

母「お父さんもそのくらいじゃない?」

『ふーん』

母「なに?買ってくれるん?」

『考え中』

母「お金は大切に使いなさい」





お母さんは私にいつもそう言う。
大切に使ってるからこそ余裕が出てくるのさ。
だから、なにか恩返ししようと思うのさ。





『大切に使ってるよ。』

母「遠征とかでお金結構使うんじゃないの?」

『優しい先輩達がご飯連れてってくれるからそんなに出費ない』

母「そう。ならいいけど」



久しぶりに話すとなにか話題がポンポン出てくるものだと思ってたけどそんなことない。

逆に何も出てこない





てか、普通娘がどんな仕事してるのか気にならない?
よくわからないじゃん。普通と違うから

知りたいとか思わないのかなー




『部屋片付けてくるね。持っていきたいものあったら持ってってもいい?』

母「いいよ」





懐かしい部屋の雰囲気に昔を思い出す。



野球ばっか言ってた高校時代。
大学生になって料理を学んで必死に勉強してたあと。
それでも野球は見続けた。
この数年で野球に対してめっちゃ詳しくなったしね




『懐かしい』


高校時代のスコアブックのページをめくると、所々に落書き

『あ、暇すぎて書いてたやつ』


みんな元気にしてるかな

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設定タグ:石川慎吾 , プロ野球   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ゆずき | 作成日時:2017年11月4日 21時

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