遠く 2

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『はぁ』






ただいま、ドームです。仕事です。
だ、け、ど。行くとこ行く所に慎吾いて普通にしてられない！どうしたらいいの！！！







坂｢すんごいため息｣

『私だってため息つきますよ』

坂｢仕事中やで｣

『わかってるんですけど、』





今も私の視界に入るところで楽しそうに笑ってる慎吾をみて顔が赤くなりそうになってる。



坂｢慎吾なんか今日いつもと違うな｣

『そうですか？どこがですか？』

坂｢いつもより笑顔の量が多い。｣

『めっちゃ慎吾のこと見てますね。勇人さん』





みてへんわ！と、意味のわからない否定をしてきた。


坂｢なんかあったん？昨日｣

『なんか？ん？なんか？？？なんも？え、逆に、え？何もないですよ全然。はい。全く』





自分でも思う。
嘘つくの下手すぎ。なにかありました。ってゆうてるもんやで




坂｢隠すの下手すぎ｣

『プライベートなことには首を突っ込まないでください』

坂｢いや誰。有名人か｣

『いきってみました』

坂｢ミスってる｣

『うるさいです』






慎吾と話したいし、近づきたいけど照れるから勇人さんと話す。




坂｢慎吾拗ねてるで｣

『全然。気のせいです』

坂｢いや、見てへんやん｣

『みなくてもわかります。全然そんなことないです』

坂｢いや、だいぶやばいやつやで。見てみて｣




ぐいっと頭を慎吾の方に向けられて、強制的に見せられる



『ふぁっ』

坂｢ふぁってなに！ちょ、っ無理。腹痛いっ｣




私がつい変な声出してしまったから勇人さんお腹抱えて笑い出したし、慎吾ほんまにめっちゃこっち見てるしどうすればいいのこれ。状態




坂｢変な声出すなまじで｣

『誰のせいですか！ってかめっちゃこっち見てるんですけどどうしたらいいんですか！！！』

坂｢知らんわ｣







勇人さんほんま意地悪。


坂｢あっち行ってきいな｣

『ダメですダメです！！！赤くなっちゃう』

坂｢なにが？｣

『顔』




意味分からん！と、背中を押されかける


『ダメダメダメダメ！！！ほんまに！
あ、勇人さん代わりに行ってきてください！』



なんでやねん！とか言いながら慎吾のところに楽しそうに走っていった



なんなんだあの人。


てか、変なこと聞かれなくてよかった〜

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