80 茜side ページ34
『時間余ったんで紅白戦やりましょ〜…』
「俺と先生は一旦抜けるから、茜頼んだ」と言って出ていったコーチは未だに戻って来ない。
紅白戦を提案したのは暇だからじゃなくて、一人一人に「この人が仲間で良かった」と、安心できるようにするため。
自分の仲間に自信を持つってのが試合で一番大事だと思う。
…恥ずかしいから言わないけど。
澤村「あのヒゲの奴ヒゲあずまへなちょこって言うらしいぞ」
菅原「確かにそういう顔してんな〜」
西谷「旭さん泣かないでください！後ろには俺がいますよ！」
敵同士になった途端に煽り出すのが面白い。
…ほんとは最初から見てたいんだけど、洗濯機の中に大量のビブスが入れっぱなしだったということに気がついてしまった。
白熱する紅白戦、皆の集中を切らさないように、静かに体育館を出た。
侑「おっ、アカネくんや！」
おーい、と割りと近くから手を振ってくるのはツムくん。汗だくで肩にタオルをかけていて、横には角名がいた。
侑「…しっかしホンマ腹立つわぁ…！何が「あつむくぅんそれ私もってあげるで〜？」やうっさいわ！」
『…？？』
いきなり顔を歪めたツムくんに首を傾げてると、角名が汗を拭きながら「今日のウチのマネ、百瀬なんですけど」だって。
…せっかく忘れてたのに。
侑「視界の端でクネクネしよって、やたら胸擦り付けてくるし香水くっさいし…！アカネくんと一日中抱き合ってる方が幸せです！！」
『…え』
角名「ドン引き」
侑「あんなん聞いとったら頭おかしゅうなるわ！」
向こうの通路からサムくんが「それはもともと〜」と返してきて、目の前のツムくんが沸騰した。
まだ「あんなん喧しブタどころやないで」とかブツブツ言ってるツムくんに苦笑いしてたら、
後ろからスガくんがやって来た。
菅原「茜、急にいなくなるからどっかで行き倒れてるかと思った」
『なわけないでしょ…w』
スガくんは大人しそうに見えて面白い。
ほら今も、
菅原「常にいろんな可能性を考えないと。数年後に未知のウィルスが広まってその影響で大会という大会が全て中止になったりするかもしんねえじゃんよ」
角名「元号変わって2年後くらいに突然武漢かどっかから来るかもしれませんしね」
菅原「具体的…なんかマジになりそう←フラグ」
角名「まさか(笑)←フラグ」
菅原「まさかな〜(笑)←フラグ」
＿ね。
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蟹江(プロフ) - 素敵帽子さん» 笑ってもらえてうれしいです(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2020年9月2日 18時) (
レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
素敵帽子 - 正論パンチ増量サービス★てｗｗｗ (2020年9月2日 14時) (レス) id: 81daf2c1b6 (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - しゅがー。さん» 一ヶ月で…つき、の、ひかり…？？？なんか高度な曲であることは分かった…！一応奏者の父に聞いたら「へえ( ﾟДﾟ)すごいね」ですって(笑)私は今はやってませんけどそういう話を聞くの好きです！また教えて下さいね(^^) (2020年7月21日 19時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
しゅがー。(プロフ) - フルートやってるんですね！初めて一ヶ月ですが月の光やってます！high high Gまで頑張りましたが半音階足りない… (2020年7月20日 21時) (レス) id: 90a33f4857 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - どうぞ調子に乗ってください！ (2020年7月12日 12時) (レス) id: 1ca0293e4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年6月3日 20時
