46 〃 ページ48
あのノートの落書きはなんだったんだろう。
誰が一体、あんなこと。
何か、人の気にさわることをした覚えがない。
大分ショックだった。
…だって、ホントは自覚がないだけで、周りからは嫌われてるのかもしれない。
及川「Aちゃん危ない！」
『え？……おー…！？』
及川の声で我に帰ると、飛んできたボールが眼前に迫っていた。
咄嗟に首を横に傾けて避ける。
ボールは俺のうしろの壁にドゴッと音を立ててぶつかった。
ひええ…あぶな。
及川「なに試合中にボケーッとしてんの！危ないじゃん！」
『ごめん…！』
あの落書きのことでいっぱいで、全然頭が追い付いていなかった。
そうだ、今は昔から縁があったらしい公立高校との練習試合の真っ最中。
思い出して青くなった。
…記録のノート、取ってない…！
のどかちゃんが、「俺もやるよ」って言ったのにどうしてもドリンクを皆に渡したいみたいで。
1セット目が終わって、
俺が作ったドリンクを運んでひとりひとりに渡してくれている。
なら俺は、記録ノートの係だ。なんで忘れてたんだ。
俺は邪魔な前髪を雑に掻き上げて呻いた。
そしたら相手チームの人が俺を見てドリンクを噴いたので、あわてて顔を隠す。
みんないちいちびっくりしないで。
顔に“僕はアカネです”って書いとけばいいの…！？
監督の話を聞き終えた皆が挙動不審な俺を見て近寄ってくる。
俺は全力で頭を下げた。
『ごめんなさい…！』
松川「…何が？」
『記録ノート、取り忘れてて、…2セット目からはちゃんとや＿
「え！！」……へっ！？』
及川「記録ノートって何、取ってくれんの！」
花巻「百瀬は今までそんなことしなかったからな、ありがてぇわ」
のどかちゃんが、「わたしもやろうと思ってましたよ〜？」って。気が合うね。
怒ってないかな。コーチを見たら、持ってたバインダーで頭を叩かれた。
溝口「ボケッとつっ立ってんの見たぞ茜」
『う”…すいません』
怒ってた。痛い。
『ねえ、向こう、だいぶビビってるみたいだし…このままもう1セット取れるんじゃない？』
岩泉「いや、その半分は多分、お前見てビビってる」
『俺…！？…あ、始まる。みんな頑張れ』
「「「おース！」」」
『…』
それより、ひとつ不可解なことが。
今日やたらと、のどかちゃんがこっち見てる気がするんだけど。
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夏魚 - 花巻マッキー貴大で吹いたw (2022年3月13日 9時) (
レス) @page15 id: 1abf611fda (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - つつきるさん» えーそうなんですか！そんなときは…どうすればいいんでしょう(ﾟωﾟ) (2022年1月1日 23時) (レス) id: fc096b4a64 (このIDを非表示/違反報告)
つつきる - ヤバい俺の名前も茜だ、、。茜茜になったわ（笑） (2021年12月8日 19時) (レス) @page1 id: f14a78fd1c (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 如月さん» まじですかwそ、その人にバレませんように(？)((ﾟ□ﾟ;)) (2020年9月26日 18時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - やべぇマネージャーの名前w知り合いにいるw (2020年9月23日 23時) (レス) id: e103ce8776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年5月22日 17時
