30 〃 ページ31
予選を目前に控えた、金曜の昼休み。
恐れていた事態が起こった。
渡「おおお及川さん花巻さん！」
及川「おっ、なになに渡っち〜？珍しいね、3年の教室来るとか」
渡「…ちょっと、聞きたいことがありまして」
弁当を持って屋上に行こうとしていた俺たちのところに、渡が走ってやってきた。
なんだなんだ、珍しいな。
松川「マネちゃんがAと付き合い始めたって話〜？」
そこに松川がやって来た。
…てか今、何て言った？
Aが、百瀬と付き合う？
何だそれ嘘だろ、聞いてねえ。
渡を見れば、目をそらしてゆっくり頷かれた。
あり得なくはない話だ。あいつ顔だけは可愛いし。
見た目に騙されたか？
前頭ぶつけたことで脅された？
それとも…
松川「ま、マネちゃんが自分で言ってるだけみたいだけどね」
…信じちゃったじゃんかよ！先に言えよ！
荒ぶる心の声。
あ、自分で言うのおかしいか？でもそれほど混乱してるんだよ、察して。
渡「困りましたね…」
及川「あー、あの子のこと嫌いな子多いけど、もはや手下？って感じの男もわんさかいるからね〜…」
『だとしてもそんな簡単に信じるか？さんざん学校の美人達フり続けて、そん中で百瀬だけOKするとか』
渡「…ハンカチです」
「『ハンカチ？』」
渡「Aさんと初めて会った日、百瀬の頭冷やすために自分のハンカチあげてたじゃないですか」
…確かに、これ返さなくて良いから、って渡してた気がする。
渡が言うには、そのハンカチを彼氏のAから貰ったものと言って見せびらかしているらしい。ハー、腹立つ…………！
貴「どったの皆」
松川「うわ、ビクッた…ごめん、待ってた？」
お話中なら先に屋上言ってるね。
って踵を返そうとするAの腕を掴んで、引き止めた。
『ま、前に貸したやつ！』
貴「…？なに？本のこと？」
『前貸したやつ、続きがあんだけどさ』
え、二人が結ばれておわりじゃないの？って首をかしげるA。
及川と松川と渡は、何かを察した様子で苦笑いしてる。
『いや、二人は結ばれたように見せかけて、そっからぶりっ子的なのが出てきて邪魔すんの』
貴「ぶりっ子？…なにそれ」
松川「悪女ってやつだよ」
貴「…？よくわかんないけどそれがどうしたの？」
『〜っ…！とりあえず、うちのマネ見かけたら全力で逃げろ！わかったか！？』
貴「…？？うん…」
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夏魚 - 花巻マッキー貴大で吹いたw (2022年3月13日 9時) (
レス) @page15 id: 1abf611fda (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - つつきるさん» えーそうなんですか！そんなときは…どうすればいいんでしょう(ﾟωﾟ) (2022年1月1日 23時) (レス) id: fc096b4a64 (このIDを非表示/違反報告)
つつきる - ヤバい俺の名前も茜だ、、。茜茜になったわ（笑） (2021年12月8日 19時) (レス) @page1 id: f14a78fd1c (このIDを非表示/違反報告)
蟹江(プロフ) - 如月さん» まじですかwそ、その人にバレませんように(？)((ﾟ□ﾟ;)) (2020年9月26日 18時) (レス) id: 5573998c0c (このIDを非表示/違反報告)
如月(プロフ) - やべぇマネージャーの名前w知り合いにいるw (2020年9月23日 23時) (レス) id: e103ce8776 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蟹江 | 作成日時：2020年5月22日 17時
