【HQ×文スト】爆 弾 騒 動 in合宿！【男主】

全力で護る ページ31

悪女系が書いてみたくなった。m(._.)m

【HQ】俺らの天使が悪女のターゲットにされたので全力で潰す。【男主】

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烏養side




澤村「…どういうことですかコーチ…」



『お、おおお一旦落ち着け、』



深夜に生徒が教員を問い詰めるという異常な光景が、この体育館には広がっている。
ちなみに直井は音駒のメンバーに壁に追い詰められ、既に涙目だ。

情けねえなあ、と片方の口角を上げてすぐ、俺の目から水が垂れた。なんじゃこりゃあ。
あ、塩の味。



澤村「コーチ…？知ってたんですよね、最初から…」


『な、何を…』


澤村「”何を”…？？」




澤村クン、怖いよ、怖い。




菅原「中原とAさんがマフィアだってことと、」


東峰「爆弾魔がこの学校にいるってコト、ですかね…？」


黒尾「うちの研磨、おかげで大分気がまいっちまいましてねえ」


研磨「く、クロ、もう良いから…」



音駒のやつらまで俺を追い詰めに来たので横を見ると、案の定直井が泡を吹いて倒れていた。

直井を見下ろしている海が急にこちらを向いたので全力で目をそらした。

あいつか、噂の。怒ると一番怖い奴。







中也「おー、やってンなァ」






呑気な声をあげて入ってきたのは、ま…マフィア幹部の、中原さん。

彼は梟谷の連中を引き連れて体育館に入ってきた。





木兎「おー黒尾ーっ！そいつが爆弾魔か…ってそれ、烏野のコーチじゃん」


赤葦「こら、木兎さん！…すみません」



『い、いや、』






太宰「ねえねえ木兎君、敦君と鏡花ちゃんは？」



どこからか現れた太宰さんに、皆がビクッと肩を揺らした。



木兎が鷲尾と猿杙に視線を向けると、二人は死んだように眠る敦さんと鏡花さんを抱えていた。
首には麻酔針が刺さっている。
お、恐ろしい…
生徒を守ってくれてありがとうございます、そうとしか云えねえ。




木兎「ねーねー太宰ィ、お前も敦も鏡花チャンもマフィアなの？」


太宰「…それはどうだか」


木兎「絶対マフィアじゃんかァ…」






中也「お前ら聞けー！」





不意に、中原さんが皆の視線を集めた。





彼は皆に全てを話した。



自分と十六夜さんがマフィアであること、
この学校に爆破予告が来ていてお前らは人質、爆弾魔が校舎に潜んでいるということも。

そして、







中也「お前ら、今日は体育館で寝ろ」






…その言葉に逆らう者は、最早一人も居なかった。

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