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「だけど...。」
裕「だけど?」
「裕太くんに出会って、たくさん話すようになってなって...」
溢れる涙を堪えるように、A先輩は空を見上げる。いつものように綺麗な深呼吸をしながら。
「裕太くんのこれからを見てたいって...。楽しそうに踊る裕太くん、ずっと見てたいって...。できれば隣で...。って思っちゃった...。思っちゃったんだもん。そしたら...止められなくなって...(இ﹏இ`。)」
もう我慢できんかった。
上を見上げて懸命に堪えようとしてるのに、それでも溢れてポロポロと頬を伝う涙を、見て見ぬふりは出来へんかった。
裕「止めんなや。見とけ。隣でずっと。」
そういって、僕はA先輩を抱きしめた。
ほんのりと甘い、バニラの香りが僕を包んだ。
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作者名:柚花 | 作成日時:2019年11月22日 13時